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タイ国王崩御で自粛ムード。“夜の街”は一体どうなっているのか?【現地ルポ】

 続けて、普段はゴーゴーバーでにぎわっているパッポン通りに移動すると、こちらも通常営業。しかし、当然ながら外に流れてくる音量は小さい。店内を見てみると、多くの女性たちがいつものように踊っており、普段と何ら変わらない日常的な光景だった。ただし、観光客の少なさを除けば、である。タニヤと違い、この通りは普段欧米人も多いのだが、明らかに少なかった。
パッポン通り

通常営業ながら、観光客が少なかったパッポン通り

 次に来たのは、バンコク最大のゴーゴーバーエリア「ナナプラザ」。普段は客引きや観光客でにぎわっているのだが、到着して驚かされたのは、客の少なさだった。  中央でバーを開いている年配の女性に話を聞くと、「王様が亡くなったのはとても悲しいけど、ビジネスは続けていかないといけないでしょ。でも周りを見てよ、ひどいもんでしょ? 皇太子の即位も遅れるでしょうから、今年と来年は厳しいと思う。いわばずっと喪中期間。場合によっては、お店をたたまないといけないかも」と嘆いた。
ナナプラザ

ナナプラザ。客引きで軒先に立つ女性たちもどこか諦めムード

 せっかくなので、とある有名なゴーゴーバーに入ってみると、まさかの客が皆無。最も繁盛する21時にこの惨状はありえない。きわどいファッションに身を包んだ女性たちがお立ち台でやる気がなさそうに踊り、ソファで出番を待つ女性たちの物欲しげな目が切ない現状を伝えていた。
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