若者のクルマ離れだけが原因じゃない!? ドライブデートが衰退した理由を考える[コラムニスト木村和久]
―[木村和久の「オヤ充のススメ」]―
― 木村和久の「オヤ充のススメ」その151 ―
最近、カップルがクルマに乗って、ドライブしたなんて話をあまり聞きません。そう書くと「クルマ離れの若者が増えているから」という意見が出ます。都会では当たってますが、地方じゃクルマは生活必需品で、大概の人は持っています。田舎はクルマがないと、何もできないですから。というわけで、この「ドライブデート」の衰退を多方面から検証してみます。
①死語化した言葉について
若い男女は休みともなれば、観光地にクルマで行ったり食事したり、カラオケやラウンドワンに行ったりすることでしょう。ただその行為を表す言葉「ドライブ」や「デート」があまり使われません。ほとんど死語化しています。今デートをしているという自分が気恥かしいというか。「ドライブ中」なら「移動中」という表現ですよね。
最近「合コン」も死後になり、今はただの「飲み会」。本質をつく言葉は生々しく感じるんじゃないですか。「ドライブ」「カップル」「合コン」「デート」は自意識過剰になるから、さほど頻繁に使われないようです。関係ないけど「パンティ」も言わないですね。これは言わせる言葉か? 昭和のおじさんはその言葉を聞いただけで、かなり興奮できたのですが、非常に残念です。
この連載の前回記事
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ