更新日:2018年05月30日 16:05
スポーツ

美しすぎる女性ライダー岡崎静夏 時速200kmオーバーの世界で“男と競い合う楽しさ”

 現在、岡崎はバイク用のタイヤウォーマーを製造する企業で働いている。試合や取材がある日は休ませてくれるし、その代わりに土日でも働きたい場合は出勤可能。岡崎のレース活動に理解がある会社だという。オフの日はもっぱらツーリングに出たり、録画したレースを観て過ごす。オフの日でもレース(!?)である。息抜きはしないのかと尋ねると、「いいえ、レースといっても車のレースですから。研究にもなりますし」とのこと。彼女にとってはレース抜きでの生活は考えられないのだ。会社までの通勤も愛機・CBR400Rを使用。もちろん公道で“攻める走り”はしないが、「リアブレーキだけを使い、同じ力のブレーキングをしながら停止線ギリギリで停まる」「コーナーで曲がるとき、身体の重心の位置を確認する」などと頭の中は常にバイク一色。 「大型のバイクっていうのは直線で飛ばす分、コーナーではスピードが落ちるんですよ。私が出ているような排気量が小さいバイクレースの場合、コーナーでもスピーディー。小さくて軽いから、細かいテクニックが楽しめるはずです。一度、自分のピットウォークに来てもらいたいですね」 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1284235  アイドル的人気を誇る岡崎だけに、好きな男性のタイプを尋ねてみた。返ってきた答えは「私よりバイクに乗るのが上手い人」。でも、そんな人がいるのか? では、バイク以外の趣味や特技は? 少し考えたあと、「……たぶん、ない」と回答。最後に女子力アピールをお願いすると、「髪が長いところですかねぇ」と苦笑いした。「ごめんなさい。バイクのことだったら何時間でも話していられるんですけど、女子力とか自分に縁がなさすぎて……。こればっかりは課題ですよねぇ」と、岡崎は屈託のない様子で加えた。 【おかざき・しずか】 1992年6月12日、神奈川県生まれ。コハラレーシング所属。10歳のときに乗り始めたポケバイを皮切りに、バイクレーサーの道へ。09年・10年と2年連続でMFJレディースロードレースで優勝。“女子に敵なし”とみなされた岡崎は、男子選手に混じって全日本選手権に参戦するように。16年10月にはロードレース世界選手権モトGP日本グランプリに出場。女性ライダーが出場するのは21年ぶりとあって、大きな話題を呼んだ。キティちゃんグッズ収集と西野カナが好き。ただし、レース前はTeriyaki Boyzの『Tokyo Drift』を聴きながらテンションを上げるのだとか。 〈取材・文/小野田衛 撮影/丸山剛史〉
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