アキバのPC萌えキャラは名前に“たん”が付くと流行る!?
かの秋葉原では、PC関連の企業やショップが考案した多数の萌えキャラクターたちが生み出され、お客さんを中心に人気を博しているという。そんな彼女たちの知られざる魅力を、秋葉原事情に精通している専門家に聞いてみた!
そもそもPC萌えキャラとは、PC関連の企業やショップのPRを担うマスコットキャラのこと。日本各地でさまざまな萌えキャラが誕生している昨今、秋葉原ではPC萌えキャラが活躍している。
「ギガバイ子のように’03年頃から活動しているPC萌えキャラがいますが、つくもたんや窓辺ななみが登場した’09年から急激に盛り上がり始めました」と教えてくれたのは、AKBA PC Hotlione!で“アキバで活躍したPC萌えキャラ人気コンテスト”の記事を担当する森篤司氏。森氏によると、「実在しているような演出のキャラが人気」だという。
「見た目も重要ですが、それに加えてツイッターでつぶやいたり、店頭のポップやホワイトボードで喋っているようにセリフが書かれているキャラは、ファンが定着して愛されやすいんですよ」
また、AKBA PC Hotlione!の編集長を務める鈴木光太郎氏によると、「キャラの名前にも秘密がある」とのこと。
「都市伝説みたいなものなんですが、秋葉原のキャラを研究した人が言うには、名前に“たん”が付くと人気が出るそうです」
確かに、コンテストには名前に“たん”が付くキャラが20人中6人もエントリー。そのうち2人がベスト5入りを果たしている。
「あるショップの人は、『ウチも“たん”を付ければよかった』って嘆いてました(笑)」
◆秋葉原だからこそ根付いた萌えキャラ文化
鈴木氏曰く、「PC萌えキャラが愛され続けているのは、秋葉原ならではの土地柄もある」そうだ。
「同人文化とでも言うんでしょうかね。よそのキャラをホワイトボードに登場させて、自社のキャラと絡ませたりするんですよ。キャラ同士が絡み合うなかでさらにキャラが作り込まれて定着し、新たなファンを獲得したりしています」
これらの行為は許可を得て行われるケースもあるそうだが、無許可でもお互いさまで黙認されることも多いんだとか。さらに同人文化の流れは、“非公式なのに公認キャラ”という、ユニークなキャラの誕生にも関係している。
「公認・非公式キャラのオリオさんは、オリオスペックの常連さんがイラストを描いて持ち込んだのがきっかけで生まれたそうです。ただ、オリオさんをショップの公式にしちゃうとややこしくなってしまうから、公認だけど非公式にしようって(笑)」
次回は、そんな秘密もあったりする人気PC萌えキャラを紹介しよう!
⇒「ツンデレから甘えん坊まで、アキバで人気のPC萌えキャラを集めてみた!!」
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― アキバで花咲く[PC萌えキャラ]大図鑑【1】 ―
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