「社内不倫」は人事の査定にどのくらい影響するの?
空前のゲス不倫ブーム(?)となった昨年。また、’15年に注目を集めた不倫ドラマ『昼顔』の映画版も公開されたとあって、世の不倫への関心はますます高まりそうだ。とは言え、一般人の不倫はなかなかロマンチックな純愛物語にはならないし、ともすると泥沼化しがちだ。
既婚男性が社内でオイタをして武勇伝になったのも今は昔。コンプライアンスが厳格化する昨今はそうはいかない。
「大企業であれば、本社人事と現場人事の2つのラインがあります。現場人事の耳に入った段階なら、不倫をやめさせる働きかけをする程度で済むこともありますが、本社人事の耳に入ったらアウト。特に金融系は出世コースからは完全に外されてしまいます」とは人事戦略コンサルタントの松本利明氏。
一方で「昔ながらのオーナー企業や、人材系はいまだに不倫にユルい傾向がある」という。
「上司との不倫が糧になってバリバリ仕事を頑張っているプロジェクトセックス型の女子などはあえてしばらく泳がせて、仕事の結果が出た後にどちらかを海外に飛ばす、なんて例もあります」
査定にどこまで影響するかはさておき、思った以上に不倫の事実は人事に把握されていると思っておいたほうがよさそうだ。
【松本利明氏】
人事戦略コンサルタント。大手外資系コンサルテイングファーム部長級を経て人事戦略コンサルタント。『「稼げる男」と「稼げない男」の習慣』(アスカビジネス)が発売中
― [不倫の泥沼化]が止まらない ―
社内不倫は人事の査定にどのくらい影響するの?
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