なぜ「できる人」は願掛けをするのか? いざというタイミングを逃さないコツとは?<魂が燃えるビジネス>
自分の目標をあらかじめはっきりさせておけば、一瞬のチャンスが来た時にそれを掴めるようになります。「恋人を作ります」「志望校に合格します」「ビジネスを大きくします」と自分の望みを宣言していれば、そのチャンスが来た時に「今がその時だ!」と行動できます。
そうした目標設定に、つまり自分の願望を「言える自分になる」ために神社はうってつけです。神社は学問なら太宰府天満宮、縁結びなら白山神社、スポーツなど勝負事なら鹿島神宮とある程度、カテゴリーが分かれています。
たとえば太宰府天満宮で「ここは多くの受験生が願掛けしてきた場所なんだ」と思いを馳せれば、自ずと「自分も頑張ろう」と気持ちが奮い立ってきます。その奮い立った気持ちの中で、「こうします!」と言い切るからこそ深く印象に残り、日常生活でヒントを掴めるようになります。
ちなみにお参りに行くのは神社に限る必要はありません。「これがそのチャンスだ」と察知できる自分を作るのが目的なので、信じているのが仏教であればお寺に行けばよいし、キリスト教なら教会に行けばよいと思います。
私自身はよく「神社に行くといいですよ」とアドバイスしています。しかしあるクラインアントさんは台湾旅行に行った際に、台湾学問発祥の地とされる孔子廟で「学問的にも人間的にも成長したい」と宣言して、その通りになっていきました。
神社は神道で、孔子は儒教です。それでも彼の目的は果たされています。宗教や文化を問わず、神社仏閣あるいは霊廟といった整えられた空間で、その人の気持ちが高まれば自然と「私はこうします」と言葉が湧き出し、それが新しい自分を作っていきます。
願掛けというとつい棚ボタを期待しがちです。しかし物事を実現させるのは、やはり人の意思です。初詣に行って休暇明けには忘れてしまうのではなく、自分の夢に本気になってみましょう。ちょっとしたことから人生が変わり始めます。
【佐々木】
コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中
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