更新日:2018年01月07日 11:15
デジタル

2018年は戌年だから犬ゲーの名作スマホアプリを遊ぶしかないワン!!

ゲームコラムニスト・卯月鮎の絶対夢中★ゲーム&アプリ週報

卯月鮎

卯月鮎

 2018年は戌年。最近は年賀状のやり取りも減って、干支を意識する機会も少なくなりました。自分の星座は知っていても生まれ年の干支はわからないという若い人も増えているそうで、あと数十年先には十二支という慣習も廃れてしまうかもしれません。こうなったら話題作りに選抜選挙でもして、約1500年ぶりに猫とかパンダとかゾウとか、新しい動物でも入れるしかない!?  さて、今回は戌年ということで犬にちなんだスマホアプリの名作2本を紹介します。犬は人間の原始時代からのよきパートナー。ネコ派の人も戌年の始めくらいは犬ゲーム、いかがでしょう? 『Valiant Hearts: The Great War』 iOS、Android/Ubisoft Entertainment/冒頭のみ無料

Valiant Hearts The Great War

『Valiant Hearts: The Great War(バリアント ハート ザ グレイト ウォー)』は、第一次世界大戦を舞台に4人の人々と1匹の犬の絆を描くアドベンチャー。そのメッセージ性の高さから、「感動した」「泣ける」という声が多く寄せられている作品です。もともとPCや家庭用ゲーム機向けのDLタイトルだったため、スマホ版も冒頭だけが無料であとは有料という形式ですが(冒頭クリア後、シナリオパックが960円で購入できます)、その分クオリティはしっかりしています。  物語はフランス人農夫・エミールの視点から始まります。フランス軍に召集されたエミールは、最初の戦いで負傷してドイツ軍の捕虜に。そこで出会ったのがドイツ軍の救護犬ウォルト。ある日爆撃を受けて、がれきの下敷きになったエミールをウォルトが救い、一人と一匹はドイツ軍のキャンプから脱出を試みます……。  犬と協力して障害を乗り越えていくオーソドックスな謎解き系アドベンチャーですが、グラフィックノベルのようなセンスのいいビジュアルが目を引きます。おまけで読める、犬のウォルトが主人公のデジタル絵本「戦争の犬」も胸を打ちます。戦争で傷付くのは犬も人間も同じです。
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世界中から犬がいなくなったのはどうして!?
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ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も

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