恋愛・結婚

おじさん好きの女性はなぜ存在するのか? 20代が「なぜ僕よりおじさんがモテるのか?」を真面目に考察

なぜ僕よりおじさんがモテるのか?

20代男性記者がガチで考察


 年上男性の何がいいのかを女性に尋ねると、彼女たちが口をそろえて語るのが「包容力がある」、そして「余裕がある」ということ。一体、包容力、余裕とは……? そんなかねてからの僕の疑問に、恋愛学の講義で知られる森川友義氏が次のように解説してくれた。

「女性は男性が『投資原資=①時間②エネルギー③お金』をどれだけ自分に使ってくれるかで愛情を測ろうとします。記念日を覚えていてくれるとか、花を贈ってくれるとか、ケチらないとかね。それに原則として、日本の会社組織では年齢の上昇によって地位が上がります。地位は男性としての優秀さを示す指標であるため、年上であることがモテにつながるのです」

 なるほど、「おじさんはマメ」という話もよく耳にするし、僕より収入も多いだろう。しかし僕がまず勝負すべきは見た目ではないか。なぜなら僕にはおじさんにはない若さがある。特に肌のハリでは負けないはず。美肌・小顔専門家の小野浩二氏も「確かに、年を重ねると肌は硬くなり、水分は減っていきます。これによってシワも増えていきますね」と語る。

 ならばと女性陣に肌の若々しさをアピールしてみると……。

「おじさんのシワが好きなんだよね。首元のシワとか笑いジワを見ると、いい人生を送ってきたんだなって感じがする」(29歳・会計事務所)、「なんならおじさんらしくお腹だって出ててほしい。いい年してムダにギラギラしている人や変に若作りする人のほうがよっぽど嫌」(27歳・出版)の声。えっ、そうなの……!?

「笑いジワは感受性や表情の豊かさを伝える武器になりますね。また、女性には中年男性の肌の劣化に関して、ある程度許容してくれる側面もあります。なぜなら女性は20代半ばから小ジワ、乾燥、メイクのりが悪いといった将来の肌トラブルを意識し始めるから。その目線で見てくれるんだと思います。ただし実年齢より老けた肌はNG。つまり少しのケアが高評価につながります」(小野氏)

 しかし、最低限の清潔感は必須との声も。「唇がガサガサしている人は恋愛対象としては見れない」(26歳・看護師)、「おじさんは好きだけど、髪の毛や眉毛がぼっさぼさで変な形になってるのとかはありえない」(25歳・教育)など、無条件におじさんの経年劣化を許容しているわけではないようだ。

 早速僕もドラッグストアでリップクリームを購入。塗りまくるぞと思いきや、こんな落とし穴もあった。

「リップクリームは使っててほしいけど、目の前で塗られるのは年齢に関係なく最悪にキモイ。見えないところでやって」(24歳・商社)

 では、臭いの面ではどうだろうか。当然僕には加齢臭など皆無。そもそも、あの中年男性特有の臭いの正体は何なのだろうか。皮膚ガスの研究を行う、環境化学者の関根嘉香氏の門戸を叩いてみた。

「いわゆる『ミドル脂臭』というものですね。これは皮脂に由来する皮膚ガスと、『ジアセチル』という物質が混ざったもの。30~40代の男性は特にジアセチルを多く分泌するため、ミドル脂臭を拡散しやすいのです。お酒、ニンニク、カレーや疲労も体臭に関係します」

 話を聞いているだけでプンと臭ってきそうだ。しかし不快に思うどころか「おじさんの臭いが好き」とウットリする女性がいるのは、一体なぜなのだろうか?

「臭いは記憶やイメージと密接に関連します。そしてミドル脂臭は男性が健康で、仕事を一生懸命している証拠。汗の臭いや、靴下臭、カビ臭、疲労臭、缶コーヒーやタバコの臭いなどが、働く男性のイメージと結びついて好感につながる可能性はありますね」(関根氏)

 およそ信じがたい事実が判明したが、女子たちに聞いてみても「おじさんの臭いは安心する。逆に柔軟剤の臭いがキツすぎるほうが気分が悪くなる」(22歳・学生)、「香水は嫌。香水をつけているという事実が嫌」(25歳・建設)と、ナチュラル派が圧倒的多数。足の臭いなら僕も負けてないと思うが、さらにコーヒーを飲む習慣でもつけようかな……。〈取材・文・撮影/週刊SPA!編集部〉

※週刊SPA!1月30日号『なぜ僕よりおじさんがモテるのか?』より

モデル/momo(instagram:momo_s1219) 撮影協力/bar cacoi

週刊SPA!1/30号(1/23発売)

表紙の人/ 芳根京子

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