“人手不足に殺される”建築業界――弟子が「集まらない、働かない」と嘆く現場
「ウチみたいな10人以下の工務店って、『親方、オレの後輩が学校やめてブラブラしてるから預かってよ』みたいに、ドロップアウトしたヤツの受け皿として若いのが入ってきていた。でも、今はそもそもドロップアウトするほど元気なヤツがいないんだよね(苦笑)」
こうした状況を改善するには、建設業界の教育慣習を見直すべきだと吉田さん。
「職人の修業って、親方や先輩の動きを見たり、叱られたりしながら学ぶものだった。でも、今の若いコは手取り足取り教えてもらいたいんだよ。ものすごくツッパってても、現場で『バカヤロー!』って叱ったら、翌日から来なくなっちゃうのが今のコだからさ」
優しくしてるんだけどなぁ……と呟く吉田さんは、うつむきながら次の現場に向かっていった。
― この春、マジで人が足りない ―
―[この春、マジで人が足りない]―
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