更新日:2015年09月14日 15:13
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土建業はアベクロ効果薄。その理由は「ヤクザの不在」!?

◆ヤクザ不在で土建業界にアベクロ効果は薄い!? アベクロ アベノミクスや国土強靭化法で最も潤うはずの土建業界は、不安を抱えている。 「民主党が散々『コンクリートから人へ』なんて仕事削ってくれたおかげで、今の土建業界は圧倒的な作業員不足。今後は円安が進行すれば輸入建材・資材なども値上がりするし、挙げ句に最低賃金も上げろとなると、もうお手上げ」  そう語るのは、関東の土建会社の社長だ。現場で足りないものは、ずばり“ヤクザ”だという。 「昔から建築現場への人材供給はヤクザがつきもの。今はとても日本人じゃ足りないから外国人が欲しい。ところが建築業界は製造業などと違って外国人労働者がまだまだ足りない。ヤクザが元気なら、海外の人材ブローカーと交渉して、研修生・技能実習生を裏ルートで調達し、斡旋してくれるはず」  ところが昨今、改正暴対法や暴排条例によって暴力団は動きが取りづらい状況なのだ。 「将来的には、外国人の土建現場への斡旋が大きなビジネスになる。が、現状では暴対法がアベノミクスの足かせになっている。再開発の用地買収にせよ開発計画にせよ、『ヤクザが元気なら』と思うことは度々ありますよ……」  土建業界の先行きは不透明だ。 ― アベクロ効果で[地下経済30兆円]の大復活【8】 ―
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