仕事

接待と気づかないで忖度された結果、失脚した男の末路――歌舞伎町10億円女社長

バランスを崩さないためにも「自腹」で飲むべき

 ましてや売春や買春をする姿など絶対に見せてはいけませんでした。ついついBさんのことを友達のように思っていたから、安易な姿をさらけだしてしまったのだと思います。  もし、他人のお金を使える立場になれたとしたら、常に会社の状況に気を配り、上司や同僚、部下、おごられる相手すべてに対して絶対に素の自分を見せずに、脇を固く締めて置かないといけないと思います。  それができる人は本当にすごいと思いますが、つい甘さがでてしまうとバランスが崩れて、Aさんのように資格も職も失ってしまいます。  身銭を切ると、求めるものが多くなるのも事実です。「セックスしてくれない」、「付き合ってくれない」と無理難題を押し付けては、キャバ嬢を苦しめるお客様も多くいらっしゃいます。  それでも、私は「自腹」で飲んだほうがいろんな意味で気が楽だと思います。<文/内野彩華>
内野彩華

内野彩華

新宿歌舞伎町キャバクラ「アップスグループ」オーナー。株式会社アップス代表取締役社長。津田塾大学卒業。25歳のとき、当時勤めていた外資系IT企業をやめて、歌舞伎町にキャバクラを開業。現在、歌舞伎町にキャバクラを4店舗、銀座にクラブを2店舗展開するまでに。キャバ嬢の育成やキャバクラの立ち上げ、経営改善のコンサルティングなども行い、グループ年商は10億円にもおよぶ。著書『劣等感を力に変える 成り上がる女の法則』が発売中

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