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2500万円をダマし取られたOLキャバ嬢の末路――地味な天然娘が堕ちていくまで

昭子のせいでママもとばっちりに…

 ある晩、いつものように安倍さんが取り巻きを連れて来店した日のことです。ある取り巻きの男性が安倍さんにわからないよう、別卓でこっそりと指名の女のコを呼んでいたことがありました。  そこをたまたま通りかかった昭子は、2人の前で突然、「ラブラブでいいですね。わたしもお2人みたいに幸せになりたいです!」と言いました。  安倍さんはそちらをじろっと見ました。取り巻きは凍りつきました。トイレに行くふりをして席を外した取り巻きに、私は呼び出されて大変怒られました。 「昭子は俺と指名の子ができてるのを安倍さんに話したのかな。これじゃ俺がキャバ嬢にうつつを抜かして仕事をしていないように思われる。ママ、ちゃんと教育してよ。安倍さんに怒られるから、俺からは昭子になにも言えないけどね……」  そう言いながら、取り巻きはとても悔しそうでした。

取り巻きのなかにいた森という男

ビジネスマン 別の晩のこと。昭子が「隣の席がうるさい」と騒いだことがありました。そうすると即座に、取り巻きが黒服を呼んで「安倍さんが怒っているからもっと静かでゆったりした席を用意しろ! じゃないともう帰る!」と怒鳴られました。  そんな取り巻きのなかに、森さん(仮名)という人がいました。森さんは営業の学校出身で、その学校がアジアの発展途上国に学校を建てるため、そのお手伝いをしていると言っていました。  昭子は森さんとはあまり仲良くありませんでしたが、安倍さんのことを聞きたくて森さんと話をしているうちに、だんだんと距離が近づいていきました。  アジアの発展途上国で満足な教育を受けてこなかった子供たちが学校で学んだ後に日本企業に就職できること、そして母国の親や親族に仕送りをしている話を聞いているうちにだんだんと啓蒙されていったのです。  昭子は昼間の仕事を辞めて、日中は森さんと動くようになっていきました。森さんと一緒にベトナムツアーに参加し、実際に森さんらが作った学校を目の当たりにしてからは、昭子はほかの指名のお客様の席でも「アジア諸国に学校を建てたい」という思いを熱く語るようになっていきました。
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理想を追いかけた天然キャバ嬢、昭子の末路
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