R-30

2500万円をダマし取られたOLキャバ嬢の末路――地味な天然娘が堕ちていくまで

 こんにちは、内野彩華(うちのあやか)です。

 新宿・歌舞伎町にキャバクラを4店舗、銀座にクラブを2店舗経営する、年商10億円の歌舞伎町の女社長。そんな私が野心の大切さを説く、この連載。第18回は「虎の威を借る”天然すぎる”キャバ嬢の末路」です。

天然すぎるキャバ嬢、昭子が出会った“王子様”


キャバ嬢 クラブ 社会経験の浅いキャバ嬢は権力のあるお客様に気に入られると、そのお客様と同等の力を持っていると勘違いすることがあります。また、お客様の取り巻きも「彼女」として祭り上げていくので、キャバ嬢の勘違いはどんどん加速していきます。

 今回は虎の威を借るキャバ嬢が過信した結果、騙されてお客様に大損害をこうむらせてしまったお話をします。

 安倍さんは歌舞伎町でスターでした。会社を急成長させて羽振りがよく、いつも10人前後取り巻きを連れてキャバクラに行ってはシャンパンをポンポン開けていたので、一回来客すると会計が100万円以上。

 どのキャバ嬢も「指名をもらいたい」と目の色を変えていました。でも安倍さんはギラギラしたキャバ嬢はもう見飽きていました。

 お客様の紹介で安倍さんがはじめて私のお店アップスに来た時の感想は、「とても地味な店」だったそうです。

 でもそれが妙に居心地がよかったのか、それからはアップスに飲みにくるようになりました。そして、なかでももっとも地味な昭子が隣について少ししゃべった後、指名になりました。

昭子が腫れ物に触るような存在に


 昭子は25歳、特別美人でもなく、水商売特有の華やかさもなく、昼間はOLをしていました。性格はいわゆる“天然ちゃん”でした。

 安倍さんは昭子の地味さ、それから物怖じせず取り巻きの前で突然歌い出したり踊り出したり、素っ頓狂なことを言い出したりする奔放さと、そこになんの計算も全く働いてないことに対する驚きで次第に惹かれていきました。

 安倍さんが昭子を指名するようになってから、取り巻きの対応はガラリと変わりました。昭子を安倍さんと同等にチヤホヤし、時には安倍さんが不機嫌にならないように昭子に腫れ物に触るような対応をする場面もありました。

 昭子は“天然ちゃん”なので悪気があるわけではなく、唐突に思ったことを言ってしまう癖がありました。でもその“天然な発言”に取り巻きがどんどん振り回されるようになっていったのです。

次のページ 
昭子のせいでママもとばっちりに…

1
2
3




おすすめ記事