恋愛・結婚

女子大生キャバ嬢に貢いだあげく捨てられたイケメン医師「キモいマザコンと罵倒されて…」

キャバ嬢

彼女はいつしか店から去り…

 香港旅行のチケット代を黙って彼女に支払うようにしたのは確かに悪かったが、決定的に嫌われるようなことをしたとは思えなかった。 「これは行き違い。それを伝えようにも、電話もメールも拒否される。店に問い合わせても『うちの女のコと揉めないでください』の一点張り。長い間通っているのに、この仕打ちはなんだと理不尽さが広がりましたが、まさか女子大生キャバ嬢と行き違いがあって、嫌われてしまったなど、口が裂けても友達にも相談できない。困りましたよ」  いつの間にか、追いかけると逃げていく、逃げると、また追いかけたくなる、という恋のゲームのど真ん中に立たされていた。何とか彼女を捕まえたいと焦れば焦るほど、理性が働かなくなってしまう。こんな経験は初めてだった。 「悶々と苦しんで店を訪れると、彼女が店にいないんです。それで、別の客とデキて店を辞めたとわかったんですよ」  彼女が引越しをしてしまったこともわかると、未練がましいとわかりながら「君のマンションに置いていた医学書を送ってほしい」とメールしてしまった。 「ところが『あんたなんかキモい。このマザコンヤロー』と返信されました。それきりです」  女は怖いと痛感した長谷川さん。客観的に見て、そもそもキャバ嬢にとって、ドクターという職業から金づるだったのではないか……そんな疑問は少々残るが、長谷川さんはその後、本気の恋愛ができなくなってしまったそうだ。<取材・文/夏目かをる> ― オレ史上最悪の恋愛体験 ―
コラムニスト、作家。2万人のワーキングウーマン取材をもとに恋愛&婚活&結婚をテーマに執筆。難病克服後に医療ライターとしても活動。ブログ「恋するブログ☆~恋、のような気分で♪
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