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お酒が強い人こそ要注意! 男と女の飲酒トホホ体験記…調子にのって骨折、契約書にサインまで

記憶を無くして自筆の契約書を……

 さらに女性でもイタいエピソードがある。Mさん(32歳)も酒好きの両親の下で育った、アルコール分解酵素の多いサラブレッド。彼女はどんなに深酒をしても吐くことも1人で帰れなくなることもなく、お酒の場での人気者だったという。しかし、ある居酒屋で女子会を開いていた時に事件が起きる。 「私は唯一ワインが苦手。美味しくないから飲んでいなかっただけですが、その日のお店が一周年ということでワインを1本サービスしてくれたんです。サービスしてくれたものだから残すわけにはいかない。それに女3人で飲みに来ていた中で私が1番お酒が飲めたので、とにかくワインを空けようと必死でした。 ワイン そしたら……記憶を失ったんです。でも、朝、目が覚めると家にいたし、隣に知らない人もいない。ホッとしていたんです。でも、翌日知らない番号から電話があって、なんと隣のテーブルで飲んでいた人の夜のお店で働くことになっていました。証拠に自分の住所と署名をして渡していたみたいで、人が足りない時に3回ほどヘルプとして働いて許してもらえました。そこはただのキャバクラだったのでまだ良かったんですが、それが風俗だったとしたらゾッとしますよね」  友人たちは一度は止めたものの、彼女は一見酔いつぶれているように見えなかったこともあり話が進んでしまったそう。他にも、「いい気分だった時に友人だった女性に誘われて避妊せずにエッチをしてしまい、その後妊娠。断り切れずに結婚した」(男性・40歳)、「酔っていたのに、気になる異性の前で酔っていないアピールとして走ってしまい、コケて足首を骨折」(女性・29歳)など、お酒でつぶれることもない分、普通だと自分も周りも認識してしまい、結果大きな失敗につながっていた。いくらお酒に強いといっても、確実に体内には蓄積されているもの。お酒は悪ではないが、お酒を飲んだらいつも通りの自分では決してない。年を重ねても、そのことがわかっていない大人が多い気がしてならない。〈取材・文/藤 文子〉
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