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とろサーモン・久保田は秘密結社の一員だった!? フリーメイソンって誰でも入れるの?

 昨年の『M-1グランプリ』チャンピオンであるお笑いコンビ「とろサーモン」の久保田かずのぶが、10月19日放送の番組『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~』(テレビ東京系)内で、自身が秘密結社「フリーメイソン」のメンバーだと告白した。
 フリーメイソンといえば、おそらく世界で1番有名な秘密結社だろう。日本だと高須クリニックの高須克弥院長がメンバーとして有名だが、その詳細を知る方はあまり多くないかと思われる。多くの都市伝説で語られ、ときには世界を牛耳る存在などとも言われたりするが……調べてみると、その実態は意外と普通の交流会だった!?

フリーメイソンはフランス革命にも噛んでいて、日本に訪れたペリーもメンバーだった!?

 日本グランドロッジの公式サイトによると、秘密結社フリーメイソンが誕生したのは1717年のこと。その前身は石工職人のギルド(組合)で、ロンドンにグランドロッジ(本部)が設立されてから、ヨーロッパやアメリカに広まっていったという。もともとは人種や国境、宗教などを飛び越えた交流を目的とした団体だったらしい。
日本フリーメイソングランドロッジ

フリーメイソンのシンボルマークは、石工職人の道具であるコンパスと定規、神(God)を示す「G」のアルファベットで構成されている(画像は日本フリーメイソングランドロッジ公式サイトより)

 しかし、カナダのブリティッシュコロンビア・ユーコングランドロッジの公式サイトによれば、その活動方針ゆえにカトリックとは長らく仲が良くないそう。特に1917年公布の教会法には「フリーメイソンに入会した者は破門する」とハッキリ書かれていたとか。  それこそ黒船に乗ってやってきたペリーなどもフリーメイソンのメンバーだったと言われているが、日本グランドロッジの公式サイトによれば、文明開化の頃には欧米のフリーメイソンメンバーも来日していたらしい。しかし、明治政府が1887年に発令した保安条例では秘密結社の存在が禁止されていたため、日本人を参加させない条件のもと、既存メンバーだけで活動を続けられるよう政府と協定を結んでいたそうだ。  その結果として、日本でフリーメイソンの活動が活発化するのは第二次世界大戦以降となる。高須院長がインタビューなどで応えているところによれば、現在では全国に2000人程度の会員がいるそうだ。
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フリーメイソンに入会するための条件とは?
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