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日本で唯一“クレイジー競技”アイスクロスに参戦する山本純子はアイスホッケー、テレビマンの三刀流

「世界一アツい氷上バトルが日本初上陸!」

ありえない角度の氷の坂を全力で駆け下りる ©Ryan Taylor:Red Bull Content Pool

 大会アンバサダーの武井壮が、こうナレーションするコマーシャルを見かけた人も多いだろう。欧米で人気上昇中のアイスクロス・ダウンヒルの世界大会が、12月7日、8日に横浜で開催される。



 このCMに凝縮されているように、見た目にはとにかく派手(決着はシンプルで氷上のかけっこ)。大会名「ATSXレッドブル・クラッシュドアイス・ワールドチャンピオンシップ」とあるように、クラッシュ(衝突)が見どころの一つとなっている。

 初めて見た人は誰もが「クレイジー!」と驚くワイルドな競技だが、日本人で唯一、2010年シーズンから参戦を続けているパイオニアは、山本純子という女性アスリートだ。彼女もまた、最初はテレビCMを見て、アイスクロスの魅力にとりつかれた一人。今も現役のアイスホッケー選手で苫小牧ケーブルテレビ制作部に所属する“テレビマン”でもある。

山本純子選手

 何となくタフでバリバリの女性を想像するかもしれないが、近寄りがたい雰囲気もなく、むしろしなやかさを感じさせる。そのうえ、底抜けに朗らか。この「クレイジー!」を危険とも思わず、競技を楽しく追求している姿は、見ていて清々しいほどだ。

 とはいえ昨季は、マルセイユ大会の試合前練習で膝を強く打ちつけ、急きょ3針を縫う大けがもした。その時の彼女はというと、「皮膚が裂けて肉が見えちゃった!」「日本の担当ドクターに聞いたら『大丈夫』って言われたし平気です」と笑い飛ばし、そのままレース続行を決断。その結果、準決勝進出を果たしている。そんな彼女の逞しさは、どこから来るのか。

カエルの死体があるような池。天然リンクで男の子と上級生と一緒にプレー


 山本の出身は長野県軽井沢町。避暑地として知られる同地は、冬はスケートが楽しめる町としても発展してきた。小学校にも授業の一環でスケート教室があったといい、山本も物心をついた頃にはスケート靴を履いていたという。

 山本ははじめ、小学校1年生から2年生の途中まで、スピードスケートを習っていたという。だが、2つ上の兄がアイスホッケーをやっていたことがきっかけで、小学校2年生の途中から山本もアイスホッケーに転向。すると、「男の子よりも速い!」と周りも驚くスケーティングを披露し、嬉しくてみるみるハマっていったという。

「冬になると凍る池があって、学校が終わるとそこで滑るのが楽しみで。土日も滑ってましたね。カエルとかが死んでたり、リンクの下にはその卵があったり。ボコボコの天然のリンクですけど、お兄ちゃんたちとも一緒にみんなで滑ってました」

 パワー、スピードともに男女差がでてくる中学生以降も、上手くなりたい一心で男子の練習に食らいついた。女子のクラブチームである軽井沢フェアリーズに所属し、試合に負けると悔しさを晴らすため、この天然リンクで滑り込んだという。

日本代表候補に選出。1年休学を決断。新卒で地元テレビに務めるも…


 大学時代は、アイスホッケー日本代表の夏合宿メンバーに選出されるように。初選出が就職を考える3年生だったこともあり、1年間休学して進路を考えた。結果、所属するBプールの軽井沢フェアリーズをAプールに昇格させたいと思いを募らせ、新卒でまずは地元テレビ局に就職。専属レポーターとして、取材から原稿の作成、読み上げまで、キャリアを磨きながら、アイスホッケーの練習を続けた。

 山本は、働きながらも代表候補に選ばれたが、日本代表には遠かったという。24歳になって考えたのは、「こんな練習量では当然だろうなって。このままだと、仕事もホッケーも中途半端になる。年齢を考えたら、最後のチャンスかもって、ホッケーに専念することにしたんです」。

 そこで、山本は日本トップのレベルで知られる苫小牧のチームに直談判。「チーム事情もあって、強豪チームの三星ダイトーペリグリンに移籍させてもらえたんです」。さらに仕事も、引っ越しと同時に履歴書を送ると、アスリート活動の優先を了承してもらえる条件で、見事に軽井沢から苫小牧のテレビ局へと“移籍”を果たす。

 驚くべき行動力で、道を切り拓いた山本は、その後ほどなく同チームで「日本一」も経験。2015年から大東開発ネクサスに所属しているが、アイスクロスに出会ってからは、パイオニアとして世界中を転戦し、「年々レベルアップしている」と手応えを隠さない。

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骨折も自力で運転。両親は「心配してない」

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【大会開催要項】
「Red Bull Crashed Ice Yokohama 2018」

日時:DAY1 予選日 2018年12月7日(金)OPEN 15:00 START 17:15
   DAY2 決勝日 2018年12月8日(土)OPEN 15:00 START 18:00
会場:臨港パーク特設会場(神奈川県横浜市西区みなとみらい1丁目1-1)
   ※雨天決行・荒天中止

【チケット・お問い合わせ】
チケットは各種プレイガイドで発売中
https://www.redbull.com/crashedicejp

料金[ICE CLUB (VIP)] 2日通し 60,000円
[一般] DAY1 8,000円
[一般] DAY2 8,000円
[一般] 2日通し券 14,000円
※料金は税込
※未就学児 入場無料
※一般は立ち見席となります
※2日通しチケットに関しては2日間とも同一のお客様でのご観戦となります。
チケット問合せ先:キョードー東京 TEL: 0570-550-799(平日 11:00~18:00/土日 10:00~18:00)





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