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雪山を猛スピードで駆け下りる“最狂競技”「アイスクロス」が今年もやってくる

レースでスーパープレーをみせたグオラ(右)©Red Bull Content Pool

 昨シーズン、日本に初上陸したアイスクロス世界選手権が、今年も帰ってくる。以前のコラムでも紹介したように、夜景の美しい街中で巨大な白蛇のような氷のレーストラックが再び出現する。  横浜ベイエリアで開催される同大会は、同競技の最高峰でもあるATSX1000シリーズ(優勝者の獲得ポイントが1000。続いて500と100の3クラスに分かれる)。冬季オリンピックの正式種目を目指し、イベント名も「Red Bull Crashed Ice」というキャッチーなタイトルから、よりシンプルに競技を示す「Red Bull Ice Cross World Championship(アイスクロス世界選手権)」と改名。2月2日はATSX100シリーズの長野大会も初開催された。  アイスクロスの会場は、横浜大会のような「都会型」と長野大会のような「自然型」がある。欧米の人気スポーツとして発展してきた同競技では、キャメロン・ナーズとアマンダ・トルンゾら、男女の世界チャンピオンが拠点にしているミネソタ州の近郊で、毎年のように大会が開催される。

山本純子(右奥)

日本人のパイオニア山本純子

 今シーズンは、1月18日に近郊のスキーリゾートのモン・デュ・ラックでATSX500クラスの大会が開催。北米のトップ選手が集結した同大会では、日本人のパイオニア山本純子がシーズン初参戦で、見事6位入賞を果たした。横浜大会では悲願の表彰台を目指す。  アイスクロスといえば、芸術的な氷のコースが特徴的だ。今回は、そのモン・デュ・ラック大会で、インパクト抜群の「都会型」とは別次元の驚きの「自然型」舞台裏に密着したので、お伝えしたい。

コースの積雪1m……焚き火にあたり、愛犬を走らせ、バーガーを食べて寒さを凌ぐ

 日本では、近年の暖冬の影響で次々とスキー場が閉鎖されるなど、ウインタースポーツを取り巻く環境は厳しい。だが、寒さも雪にも“恵まれた”モン・デュ・ラックでは、逆に大雪と極寒で開催危機に見舞われていた。

雪かきをする選手とボランティア

 ウインターストームが襲った現地の気温はマイナス26度。地元の人もさすがに「こんなのは久しぶり。クレイジーだった。死んでしまう!」と明かしたように、うかつに外気を吸いつづけると肺が凍って破裂する恐れもある寒さだ。幸いにして、ストームは過ぎ去り、レース当日は例年通りのマイナス7度ほどに回復したが、大雪の影響で1mもの積雪が氷のコースを覆ってしまった。

シャベルで雪かきする山本。選手自身もシャベルを手にする

 そこで選手やスタッフが朝から総出で、雪かきを行った。使えるものは何でも使う。芝刈り機にブロワーも総動員。選手たちはシャベルを手に汗だくになった。山本も当たり前とばかりに、黙々とシャベルを動かす。みるみると埋もれていた氷のコースがあらわになった。  驚かされるのは、修復作業の早さだけでなく、選手たちのメンタリティ。選手たちは、すぐ後に出場レースが控えているにも関わらず、協力するのが当然というスタンスでバリバリと働くのだ。現地スタッフだけでは、レース開催予定時間には間に合わなかっただろうが、選手たちは作業をも楽しんでもいるようだった。  「いいウォーミングアップになるんだよ」と選手たちは、氷点下で爽やかに汗をぬぐいながら、声を揃える。  スキーリゾート地での開催ということもあって、その後も選手たちは焚き火にあたったり、バーベキューコンロで焼きたてのハンバーガーをほおばったり、連れてきた愛犬を走らせたりと思い思いに楽しんでいるようだった。
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絶叫のクラッシュは“ヒーロー”に拍手喝采
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【開催概要】
「ATSX 1000 / Red Bull Ice Cross World Championship Yokohama 2020」
ATSX 1000 / レッドブル・アイスクロス・ワールドチャンピオンシップ 横浜 2020

日時: 2020年2月15日(土) OPEN 15:00 START 18:00
会場: 臨港パーク特設会場(神奈川県横浜市西区みなとみらい1丁目1-1)
※雨天決行・荒天中止
※予告なく変更になる場合があります

【チケット・お問い合わせ】
販売窓口 www.redbull.com/ice-cross
席種
SS エリア: 観覧デッキからスタートや会場を見渡せる VIP エリア
S エリア: コース至近のエキサイティングエリア
A エリア: 一般観戦エリア
A エリア U-18: 18 歳以下限定(入場時に年齢確認を行う場合あり)
※ 未就学児無料(保護者同伴に限り)

SSエリア: Sエリア: Aエリア一般: AエリアU-18:
10,000円:6,000円:4,000円:2,000円
すべて立ち見席です

チケット問合せ先: ローソンチケットインフォメーション
電話:0570-000-777(10:00~18:00)
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