みなとヨコハマに巨大な氷の崖が出現! 日本初開催「アイスクロス・ダウンヒル世界大会」の裏側
まるで映画のセットのような景観だ。全長350m、高低差22mの壮大な氷のレーストラック。白い蛇のようにうねる巨大コースを見渡すと、普段あるビーチ沿いの臨海パークも、このための舞台だったかと思わされるほど。
スタートのドロップは氷壁の迫力。およそビル6階分もの高さから、飛び込むように選手たちが滑り出したかと思うと、アップダウンに氷のしぶきをあげながらジャンプしたり、急カーブでターンを決めたり。4人同時に滑るレースでは、選手たちが激しくぶつかり合い、転倒するごとにフェンスに痛々しい衝突音が響く。巨大コースは頑丈でなければならない。
この特設コースを設営するのは、レッドブルの専門チーム。責任者のマーク・ヴァン・デル・スラウスさんをはじめチームの専門家が集結し、世界各国で歴史的建造物と氷のレーストラックを“融合”させてきた。その国ごとにレギュレーションが異なるため、土台となる足場づくりなど、基礎工事は現地の施工業者が担うなど、各国の専門家やスタッフとのコラボレーションも不可欠だ。
英語、ドイツ語、オランダ語に堪能なスラウスさんは、各国のチームと連携を取りながら「最も大切なことは安全性」と昼夜問わず、トラックの状態を24時間体制で整えていく。
土台が出来上がると、約1週間をかけて氷を張っていく。特殊冷却装置を敷いて少しずつ表面を凍らせ、最終的に10~12センチの厚さに仕上げるのだ。日本では現地日本人スタッフの勤勉さも手伝って、驚くほど作業は順調に進んだという。
眼の前に広がる海には、横浜のぷかり桟橋の近くをマリンルージュ号が優雅に進み、ベイブリッジが瞬く。アイスクロス・ダウンヒル世界大会の「ATSXレッドブル・クラッシュドアイス・ワールドチャンピオンシップ」は、初開催の日本でも“いつもの”異空間をつくりだした。
昨季は、アメリカでも最大規模を誇るセントポール大聖堂や、フランスはマルセイユの歴史地区とも融合。2010年から同大会に出場を続ける第一人者の山本純子は、初出場の時、タクシーの窓にいきなり現れた「街に浮かぶ巨大コース」に興奮を隠しきれなかったという。
「過去最高のコース」「楽しい!」、世界トップ選手も太鼓判
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⇒ヨコハマが競技場へと変わる動画は以下に
https://www.redbullcontentpool.com/international/AP-1XQXP4FH51W11
©Red Bull Media House
【大会開催要項】
「Red Bull Crashed Ice Yokohama 2018」
日時:DAY1 予選日 2018 年 12 月 7 日(金)OPEN 15:00 START 17:15
DAY2 決勝日 2018 年 12 月 8 日(土)OPEN 15:00 START 18:00
会場:臨港パーク特設会場(神奈川県横浜市⻄区みなとみらい 1 丁目 1-1)
※雨天決行・荒天中止
【チケット・お問い合わせ】
チケットは各種プレイガイドで発売中
https://www.redbull.com/crashedicejp
料金[ICE CLUB (VIP)] 2日通し 60,000 円
[一般] DAY1 8,000円
[一般] DAY2 8,000円
[一般] 2日通し券 14,000円
※料金は税込です
※未就学児 入場無料
※一般は立ち見席となります
※2日通しチケットに関しては2日間とも同一のお客様でのご観戦となります。
チケット問合せ先:キョードー東京 TEL: 0570-550-799(平日 11:00~18:00/土日 10:00~18:00)
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