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ドラマ『相棒』マニアが注目する、オープニング曲&映像の変遷。今の曲はいつから?

 ドラマにおけるオープニングのタイトルバックは、そのストーリーや世界観をよりいっそう引き立てるうえで大切なファクターだろう。そういう意味で、民放屈指の人気刑事ドラマ『相棒』のオープニングのタイトルバックは、映像も音楽も毎回凝った手法で観るものを楽しませてくれる。

反町のシーズンと、成宮のシーズンではオープニングも違う

 現在放送中のシーズン17では、天に向かってそびえ立つハシゴを、杉下右京(水谷豊)と冠城亘(反町隆史)が競うようにひたすら登っていく姿が描かれていて、その途中で二人のさらに上から誰かが落下(ファン間ではこれは特命係第3の男・浅利陽介演じる青木年男ではないかと囁かれているが……)。  それを目撃した右京が追うように落下し、最後にはハシゴに残った亘も右京の後を追って飛び降りて、二人が笑顔で合流するというなんともミステリアスな内容となっている。
『相棒』公式サイト

『相棒』公式サイトを開くとオープニング動画が再生される https://www.tv-asahi.co.jp/aibou/

 思えば反町隆史が登場したシーズン14のオープニングではチェス、前回のシーズン16ではビーチフラッグというように、右京&亘コンビの『相棒』のオープニングは二人が競い合うのがテーマとなっているようだ(成宮寛貴が演じた3代目の相棒・甲斐享の時期はどしゃぶりの雨や霧の中など自然現象がそのテーマになっていた)。

おなじみのオープニング曲はシーズン3から

 そして、タイトルバックに合わせて毎回流れるオープニング曲~いわゆるメインテーマ(「ちゃ~ちゃららっ♪ ちゃっちゃ~ちゃら~♪」というあのおなじみの曲である)を手掛けたのが、主にドラマやアニメなどの劇伴音楽を手掛けている作曲家/アレンジャーの池頼広(いけ・よしひろ)氏である。シーズンが変わるごとに、池氏の手によって斬新なアレンジがなされ、オープニングを観るのも『相棒』の楽しみの一つとなっている。  だが、今や『相棒』にとって欠かせないこのオープニングテーマ曲が使われるようになったのは、実はシーズン3からなのである。(なお、『土曜ワイド劇場』で放送されていたいわゆる“pre season”時代のサウンドトラックは池ではなく、義野裕明氏の作曲によるものである)。
相棒 season3

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 それ以前の、シーズン1(2002年10~12月)とシーズン2(03年10月~’04年3月)のテーマ曲は、曲調は違うがともに往年の刑事ドラマのような緊迫感と迫力のあるサウンドで、今現在のテーマ曲とはまったく違う雰囲気なのである。ちなみにシーズン1とそれ以前に土曜ワイド劇場枠で放送された単発3本のブレシーズンでは、『相棒・警視庁ふたりだけの特命係』が正式な番組名で(この間のタイトルバックを注意深く観てほしい)、『相棒』という現在のタイトルで落ち着いたのはS-2からである。
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オープニングが特殊なシーズンがひとつある
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