恋愛・結婚

34歳年収450万、恋愛経験ゼロの男性が理想の女性と結婚できたワケ

婚活を続けるなかで次第に変化している価値観

婚活 1か月目のツヨシさんはお申し込みからお見合いにつながった数は0件。すべて20代のとてもきれいな女性にお申し込みをしておりました。2か月目、こだわりのポイントを変更し、趣味である登山が好きな人、年齢は同い年の34歳までの女性にお申し込みをするようにしたら、少し流れが変化してきました。  その後、視野を広げてみたり、こだわりポイントを深掘りしたりして、月に2回のお見合いを3か月続けました。彼の次の課題は、「第一印象をよくすること」と「1時間のお見合いでまた会いたいと思ってもらうこと」。  私とのコンサルのなかで、「どんなお話をしたらまた会いたいなって思うか?」「どんな人に好意を持つと思うか?」など、女性心理をとにかく叩き込み、最終的には「笑顔で彼女の発言を聞き、素晴らしいと承認しておいで」っと送り出しました。  人はみんな自分の話が大好き。特に男性は緊張すると、「何か話さなくちゃ!」と自分の話ばかりしがちになります、自分の話を聞いてもらえればもらうほど、人は目の前の人に好意を感じます。相手の話を聞き、「うんうん。あなたの話、面白い! 興味ある!」と、受け取ってあげる必要があるのです。  初めのころのお見合いはなかなか次につなげることができなかったツヨシさんも慣れ始め、リラックスして女性とのコミュニケーションをとれるようになってきた頃から「お食事へ行きたい」と女性から言ってもらえるようになり、次のステップに進むことができました。  この頃から、ツヨシさんの発言が少し変化し始め、「まだ女性のことはよくわからないこともありますが、顔がきれいというよりも一緒にいて居心地がよく、自分らしくいられる人と一緒にいたいなと感じます」と私に話してくれました。  恋愛とはプライベートの一部でしかなく、結婚は自分の24時間、生活のすべてです。「居心地がいい」ということこそ、とても大切なワード。「居心地がいいと感じさせてくれる女性はどんな人か?」「なぜそう感じるのか?」「居心地いいと感じさせてくれる女性に何を自分はしてあげたいと思うか?」……。日々、デート後にはメールや電話でフィードバックを行い、少しずつツヨシさんは女性が求めるものを提案できる男性に変化してきました。  結果的には活動期間2年4か月。お見合いは55回。ツヨシさんはとてもかわいらしい女性と見事、ご結婚になりました。  小柄で小動物のようなリサさん(仮名・33歳)に「ツヨシさんのどんなところに惹かれたか?」を聞いたところ、「不器用ながらに、私のことを考えていろんな提案をしてくれたこと。私自身も自然体でいられて、居心地がよかったですし、いつも面白くて、笑いのツボも一緒なんです」と教えてくださいました。

恋愛経験がなくても婚活がうまくいく人の共通点とは?

 なぜ34歳になるまでまったく恋愛経験のなかったツヨシさんが結婚できたか? 1)絶対にあきらめず行動 結婚相談所に入会すると、速やかに結婚できるかもしれないという期待から、多くの人が、3か月でモチベーションが落ちてしまいます。そこを乗り越え、信じて行動し続けたツヨシさんだからこそリサさんと出会えました。 2 )情報と体験から成長し価値観を変化 美人じゃないとモチベーションが上がらないと、頑なに自分の認めた見た目の人しか受け入れない男性もいるなか、ツヨシさんはさまざまな人とお会いし、私から得た情報とお見合いという体験をつなげて、チャレンジし続けました。うまくいかなかったときは「なぜ上手くいかなかったのか?」、うまくいったときは「どうしてうまくいったのか?」を毎回、私にフィードバックしてくれました。 3 )素直 結婚相談所に限らず、さまざまな分野のコンサルタントが「どんな人がコンサルをして伸びていくか?」という答えにこの言葉をいうように、素直に周りの言葉や相手の言葉を受け入れることのできる人だった点は大きな要因です。  結婚相談所の仲人と会員さんは、上下関係はなく、パートナー。婚活や結婚や恋愛に関しての知識は仲人がお届けしていますが、それ以上に会員さんから学びを得ることが多い職業です。それはまるで親子のような関係。今回、ツヨシさんが結婚したことで、私自身もたくさんの学びをいただききました。  諦めなければ必ず運命の相手は現れる。皆さんもぜひ自分の現在地を知り、課題を明確にして、あきらめずに、どこかにいる運命のパートナーに出会うために行動してみてはいかがでしょうか?
1985年、東京生まれ。アイドル、銀座のホステスなどを経て、現在は恋愛コンサルタントとして結婚したい男女に向けて情報や出会いの場を提供する。「最短成婚成功の秘訣マガジン」をLINEで配信中。公式ホームページ「結婚につながる恋のコンサルタント 山本早織」(Twitterアカウント:@yamamotosaori_
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