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下ネタを言う熟女はモテる?モテない?売れっ子熟キャバ嬢が見つけた法則

―[キャバ嬢に訊け]―
 一般的な考えとして、売れているキャバ嬢は異性にモテているというイメージがある。だが、そこまでテクニックを使わなくともある程度若くて可愛い女性はモテるもの。しかし、熟女になってもモテる女性とは一体、どんな女性なのか?
熟女キャバ嬢

熟女キャバ嬢と客

 日頃、様々な男性を接客している熟女キャバ嬢達に「モテる熟女とモテない熟女の違い」を聞いてみた。

オバサンのパリピノリはNG

 まず、話を聞いたのは大阪の熟女キャバクラに勤務する友梨絵さん(仮名・40歳)。20代から水商売の世界に飛び込み、過去にはナンバー1にもなった経歴を持つ彼女だが熟女キャバクラに入店した頃はそれなりの苦労もあったようだ。 「20代の頃は、とにかくノリ重視で『とにかく明るい安村』キャラで全然OK。そこそこ売れていたというステータスもあったので、顔馴染みのお客さんの席を見つけたら挨拶に行って『私も飲みたい』とおねだりしたら、それで指名になっていましたね。  でも、熟女キャバクラでそれをやると間違いなく嫌われますね(笑)。だって、若い子だったら可愛いで済むけれど、熟女がやると『タダの図々しいオバサン』になっちゃうじゃないですか。それに、熟女キャバクラは1人だったり、接待で利用するお客さんが多くゆっくり飲みたいという人ばかりなので……パリピノリでは売れませんね」

『すごーい』『そうなんだ~』の相槌もNG

 友梨絵さんいわく熟女キャバクラの客層は幅広いので、誰にでも通用した接客ができるキャストが売れるのだそう。売れる熟女キャバ嬢=モテる熟女ということになるわけなのだが、モテるための立ち振る舞いなどはあるのだろうか。 「これも若い子ならOKだけど熟女がやるとNGなのは、大きいリアクションとボディタッチですね。熟女のリアクションが大きいとどうしても『関西のおばちゃん感』が出てしまい、お客さんから『オカンとしか見れない』と言われてしまうことも……。  でも、リアクションが全然ないと『話、聞いてる?』と思われてしまうので、身体は極力動かさずに表情だけで会話を盛り上げるようにしています。その時、相手の目をじっと見つめながら話を聞くのがポイントですね」
熟女キャバ嬢

写真はイメージです(以下同じ)

 また、会話にも大きなポイントがあるのだそう。 「基本、会話中は聞き役に徹しています。会話の返し方は『すごーい』『そうなんだ~』とか言うと歳の割にはバカだなと思われるので、お客さんがひと通り話し終えたら要点をまとめて質問や自分の意見を言うようにしています。恋愛では相手の意見をとりあえず肯定するのがモテると言われていますが、熟女キャバクラは討論したがるお客さんも多いんです。相手を否定しないのも大事だけれど、自分の意思を言えることもモテる熟女の特徴だと思いますね」
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モテないおばさんは下ネタをしゃべる
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東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano

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