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限定スニーカー収集で借金200万円…アパレル店員の苦しい返済生活

 急な出費に追われたときについつい手を出してしまう「借金」。今ではスマホだけで済む便利なサービスが多数登場しているが、気軽に借りた数万円から気づけば“自転車操業”に陥る人が続出している。さらに住宅ローンも抱えれば、もはや破綻待ったなし。借金で安眠もできない人たちの姿を追った。

レアスニーカーを買うため消費者金融からも借金

楠田健司さん(仮名・32歳・独身)販売員・年収400万円 借金総額200万円

「アパレルショップでは店頭に立つ僕らは”歩くマネキン”ですから。販売商品の着こなしや流行アイテムを発信しなければならず、社割は使えても、多い月だと自社の商品だけで5万円以上購入してます」

 そう話すのはファッション業界では名の知れた有名ショップで働く楠田さん。’18年は勢いに乗っていた同店だが、売り上げ増なのに月給は30万円を超えない。期待していた冬のボーナスでも肩透かしにあい、さらに「自分の趣味のために負債を負ってしまった」という。

「プレミア価格で取引されるようなレアスニーカーを集めています。そういった品はオフィシャルネットショップで限定販売するんですが、開始から数秒で売り切れてしまう。だから発売時間前にはパソコン前にスタンバイし、素早く購入するためにあらかじめクレジットカード番号を登録しておく。レアものなのでどんなにカネがなくても『一生買えないかもしれない』という焦燥感が募ってしまい、カードを多用しちゃうんですよね」

 そんなスニーカー購入費用として必要なクレジットカードの枠を空けるため、ついには消費者金融へ。

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買ったスニーカーを売るかも

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