元“極道の妻”が語る、組長夫婦の生活「夫のためなら拳銃やネタだって運ぶ」
―[知られざる極妻の実態]―
「愛した男が極道だった」
今、改めて聞くと思わずギョっとしてしまう鮮烈な言葉。ノンフィクション作家の家田荘子が、ヤクザに嫁いだ女性の生き様を赤裸々に描く『極道の妻たち』のキャッチコピーである。
従来型のヤクザ作品では、脇役的存在に過ぎなかった“極妻”に初めてスポットを当て、社会現象を巻き起こすほどの大ヒットを記録した。実際に、修羅の世界へ身を投じた極道の男を愛してしまい、その妻となって切り盛りする女性たちは、どのような日常生活を送り、どんな場面を目撃してきたのか。
数年前まで、関東に拠点を置く神農系団体の組長夫人だったという(現在は離婚済み)A子さん(54歳)から、知られざる極妻の実態について、詳しい話を聞くことができた。
トラブルを仲裁してくれたのが交際のきっかけに

血気盛んな若手組員のまとめ役も”極妻”の仕事
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