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“仮想通貨冬の時代”でも60倍に高騰。国産コイン「Z502」創設者が語る次の野望

Z502熱狂相場から一転、長い低迷期が続く仮想通貨。ビットコインの未来を危ぶむ声も噴出する中、熱い注目を集める国産通貨がある。Z502だ。ユーモアから始まったというコインは上場からなんと60倍もの値段がつくほどの急騰ぶりをみせているが、理由はどこにあるのか。創説者である502おじさんと、運営を担う502大佐を直撃した! * * * 「502 Bad Gateway Token」(Z502)は、仮想通貨バブルが終息した’18年4月1日に誕生した。名前の由来は、仮想通貨取引所で相次いだサーバーダウンやハッキング事件。 「取引したくても、サイトにアクセスできない」「暴落し、資産がゼロに向かっていくのを指をくわえてみるしかない」――投資家にとって最悪の事態だ。  そんなとき、画面に表示されるのが「502 Bad Gateway」という英文だ。要は「アクセス不可」を意味するのだが、そんな不吉な一文を冠するこの通貨は、どのような経緯で生まれたのか。  創設者である502おじさんが真顔で語る。

ハッキリいって最初はジョークでした

502おじさん

トレーダーとしての顔をも持つ502おじさん。ツイッターで時々つぶやくが、市場動向の考察、トレードの腕前は相当なものだ

「当時とある仮想通貨取引所がサーバーダウンを頻繁に引き起こし、仮想通貨投資家が甚大な被害を被っていました。取引所の落ち度であり、怠慢にもかかわらず、サーバーダウンがもたらした被害に対しての保障が一切行われなかった。とても看過できない事態でした。そこで、『システム障害を起こしたらZ502をエアドロップ(無償配布)するぞ!』と取引所にプレッシャーをかける目的で開発したんです。取引所がサーバーダウンを起こせばZ502が配られ、それが話題になれば少しはちゃんとしてくれるんではないか、という構図です。  おかげさまで、目論見は当たり、Z502は想像以上に多くの人に面白がってもらえたました。当時は上場なんてしてないので、1円の価値もないんですよ。それでも欲しいと言ってもらえて。ポケモンのレアキャラを持っていたいのと同じようなかんじなのかな。今ではエアドロップの範囲を広げ、運営が逃げてしまうなど詐欺コイン被害の保証なども行うなど、“仮想通貨全般の不祥事が起きたとき”に配ったりしています」(502おじさん)  Z502はイーサリアムをベースにした通貨。もらうほうは無料でも、配る502おじさんは「GAS代」という送信コストと膨大な手間を要する。それでも、根気よく草の根活動を続けた。 「4月1日、エイプリルフールに始めたように、ハッキリいって最初はジョークでした。これまでにポケットマネーから数百万円は投じてますね。自分でも何やってるんだろう、と思う瞬間もありましたが、不思議なもので仮想通貨界隈は面白い人が本当に多い。やってて単純に楽しくて、人気もじわじわ出てきて、仲間も増えていったんです。今、私とメインで運営に携わってきる502大佐もその1人です」
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「投資家の、投資家による、投資家のためのトークン」
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●Z502公式HP https://z502token.com
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