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ライバルの情報を売るアイドルたち…女同士の嫉妬や恨みは根深い

 NGT48のグループ内で起きたメンバー間の情報漏洩の問題。山口真帆さんが自宅に押し掛けてきた男性に暴行を受けるという悲劇を招いてしまったが、こうした出来事はメジャーアイドルに限った話ではない。  競争の激しい芸能界。“イメージ”が大切な商売だけに、なにかしらの秘密を抱えている人も少なくないが、ライバルに嫌がらせをしたり、情報を売ったりするなど、足の引っ張りあいをする姿も“現役グラドル兼ライター”である筆者は見てきたのである。 SNS

結局は全員がライバル「もう、だれも信用できない」

 仕事仲間に個人情報を売られた経験のあるグラドルのあいなさん(仮名)は言う。 「私はキャラ設定を“貧乏”にしてたんですけど、本当は実家がお金持ちなんです。でもキャラを貫き通すため、ファンの人と触れ合う撮影会やイベントではもちろん、仕事関係の人にも内緒にしていました。それが女同士だと、やっぱりめざといというか。持ち物や行動で本当は貧乏じゃないってバレちゃって……」  実際、あいなさん自身もキャラ作りを続けることに限界を感じていたという。そこで、信用できるアイドル仲間の親友に相談してみることにした。しかし、悲劇はここからだった。  最初は親身になって相談に乗ってくれていた親友だが、順調に仕事が増えていくあいなさんに嫉妬心がわいてきたのだろう。なんと、ファンや仕事関係者にすべてを話されてしまったのだ。 「結局、私も彼女も売れたいわけですから。仕方ないのかもしれない。微々たる差だけど、私のほうが仕事が多かったから、本音ではよく思ってなかったんでしょうね。仕事が全てなくなったわけではないですが、いくつかは失いました。ファンの人にも『僕からの差し入れなんて必要ないよね、本当は困ってないんでしょ?』って嫌みを言われた。人を見る目がなかったのかもしれないけど、もう親友だと思っていた彼女にも同業の子にも相談はしなくなりました。もう、だれも信用できない」

実は“既婚者”、結婚パーティの様子がSNSに投稿され…

 女優志望の舞子さん(29歳・仮名)は、“既婚者”ということを秘密にしていた。彼女の場合は、同業者の友人の“匂わせる”ようなインスタ投稿がキッカケでバレてしまったという。 「まだ知名度もないし、結婚したことをSNSで発表したところで話題にもならないと思って隠していたんです。簡単なパーティを身内だけで行ったんですが、念のためSNSに投稿することや口外を禁止しました。だけど、参列してくれた同業者の子が、私の名前こそ出していないものの、よくよく見れば私が結婚したとわかるような感じでインスタに載せたんですよ。何年来の友人の結婚とか、同業者とか、アラサーとか……。結局、いつも舞台のチケットを沢山買ってくれていたファンの数人がまったく来てくれなくなってしまい大損害。私の名前を伏せていたって、バレてしまうような内容なら立派な情報漏洩だし、営業妨害ですよ」  舞子さんに限らず、実は結婚していたり、 子どもがいたりするマイナータレントは少なくない。ファンやネットユーザーのなかには、わずかな情報をつなぎ合わせることで、真実を突き止めてしまう強者も存在する。  どんなグラドルやタレントでも、少なからず隠していることはあるはずだが、どこからバレてしまうのかは運次第なところもある。
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一般人の友達に自宅の場所をバラされて…
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

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