恋愛・結婚

なぜ婚活は「少し不自由」なほうが成功するのか?

 みなさん、こんにちは。結婚につながる恋のコンサルタント山本早織です。

山本早織

「やりたいことを仕事にしよう」。最近、よく目にする言葉です。  でも、やりたいことを仕事にできる人は本当に一握りではないでしょうか。なぜならほとんどの人が「やりたいこと」なんて、そもそもわからないからです。  私も今の仕事を「やりたい仕事」として始めたわけではありません。始めてみたら、私が今までやってきたことがすべてつながっている感覚が得られ、自分がこのような視点を持つことが好きだったんだと仕事から教えてもらい、だんだんと好きになりました。  私たちが「これが好きだ」と思っているその視点は、実は思い込みかもしれないのです。「身長が高い人が好きだ」「AKBにいそうな女性が好きだ」「おとなしくて素朴な人が好きだ」。このような思い込みが、実は恋愛や結婚での視野を狭めているかもしれません。  職業の自由、結婚への価値観の自由、結婚相手の選択の自由……私たちは両親や祖父母の時代から比べると、さまざまなことを自由に選択できる環境で育っています。  しかし、自由があまりにも多すぎて、自分で「やりたい仕事」「好きな人のタイプ」を決めていかなければ、前に進めないのではないかという考えになってしまいがちです。転職を考えれば、「次はどんな仕事をするつもりなの?」、彼女がほしいといえば、「どんな人がタイプなの?」といった具合に選択を強いられることになります。  そもそも私たちは常に周りの影響を受けながら生きています。「当たり前」や「価値観」、「マイルール」なども、すべて周りの影響や環境があるからこそ生まれます。

アプリや婚活パーティではうまくいかない…

 ただ一方で、自由の中から自分らしさや好きなことを見つけるよりも、不自由さの中から見つけるほうがシンプルで決断しやすいと私は感じています。不自由さからくる自由。結婚相談所の仕組みもその一つです。プロポーズまでのプロセスをルール化することで、お互いの「当たり前」や「ルール」が統一されています。  昨年、私が運営する結婚相談所「Fateverita-ファテベリータ-」を通じて成婚したユタカさん(仮名・40歳)は、初回の面談のときに「さまざまな人と婚活パーティなどでお会いしてきました。ただ、自分のタイプだと思った人で本当に合うのか? どの方が自分に合うのか? なかなかわかりません」とご相談にきました。
デート

※写真はイメージです

 ユタカさんは、20代で一度離婚を経験し、もう離婚はしたくないという思いから結婚に対してとても慎重に考えていました。  マッチングアプリや婚活パーティなど価値観がバラバラな中での婚活は相手の「ルール」や「当たり前」が見えてこなかったようです。マッチング後、なぜ突然連絡が取れなくなるのか? なぜ振られるのか? 相手のルールや当たり前が分からないからこそ、気持ちもわからないまま終わってしまっていました。  ユタカさんが結婚相談所で活動するにあたり、私は「自分の好みのタイプ」や「自分はこういう人が合っている」という考えは「第2ステージ」まで忘れてくださいとお伝えしました。  結婚も恋愛も相手から選ばれないとできません。就職もいくらあの会社に入りたいと思っても、選ばれないと入社には至りませんよね。 「好きなことを仕事に」「好きな人と結婚する」という自分が自由に決めるという固定観念があるからこそ、婚活でも「選ぶ」という入り口から入ってしまいがちなのですが、ユタカさんには、まず「選ばれる」というミッションをクリアしてもらうことにしました。
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まずは「相手に選んでもらう」
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