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学んだことはいつ役に立つのか?「ふと思いだした瞬間」が大事

 私たちは学生時代に「すべてを覚えて、すべての解答欄を埋めなくてはならない」と叩き込まれてしまいます。それはそれで子供時代には大切なのですが、そういうことができるのは、答えが決まりきっている問題だからです。  大人になるにつれて私たちが抱える問題は複雑になり、決まりきった答えではなくなってきます。にもかかわらず、「決まりきった答えがある」と思っていると、勉強して実践しようとすればするほど、現実的にも精神的にも苦しくなってきます。なぜなら、本当はもっと違う努力をしなくてはならないからです。そして、その「違う努力」が、学んだ知識を生活の中で思い出し、自分の血肉にすることです。  本を読んだり、誰かの話を聞いたときは、何か一つだけ、一番大切だと思ったフレーズをメモしておきましょう。それで十分です。そうすると仕事やプライベートのふとした瞬間に、「ああ、これのことか」とメモした内容を実感できるようになります。 「今日の明日で役に立つ」のではなく、「あとで役に立つ」と思えること。それくらいの気楽さが深い学びをもたらしてくれます。ぜひ実践してみてください。 佐々木
コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中

人生を変えるマインドレコーディング

人はなぜ続けることができないのか? 続けるには「信念」が必要だ!

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