更新日:2023年04月18日 10:45
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ローソン店員に「やっぱコンビニはセブンよね」…迷惑客のトンデモ言動集

「からあげクン “レッド”」の発音を矯正してくる外国人客

英語 こうした理解不能な行動をする客は、昼間だけじゃない。夜も早朝も、彼らは忘れた頃にやってくる。学生時代からコンビニで働いているベテランスタッフの高田さん(仮名)には、こんな客が印象深いようで……。 「毎朝来店する外国人男性で、『からあげクン レッド』が大好きな方がいるの。格好は私服だから、職業も国籍も不明だけど、購入時にスタッフが商品名を復唱するでしょ。そのとき、スタッフに対して『REDの発音がおかしい』と。執拗に発音の矯正を求めてくるの。  発音が違うと、何度も『No~』ってやり直しさせる感じで。そこまで熱心な教育スタイルなんで、実は外国語教室の講師ではないか、って思ってるんだけど」  コンビニでバイトしながら、本場仕込みの発音をマスターできるなんて羨ましい……とはならないかも。昼間の暇な時間帯ならいざ知らず、朝は非常に混む時間帯なので、結構本気で困っているんだとか。

もはや嫌がらせ!? 理解不能な行動集

 店員たちの記憶に残っている客はまだまだいるという。ここで一挙並記していこう。 ・キレイな小銭収集家 会計時のお釣りに、キレイな硬貨を要求してくるプチ常連客。断るとその場は大人しく立ち去るが、あとで本部に直電してクレームを入れる。 ・おでん容器のみを欲しがる中年女性 おでんの容器だけを欲しがる中年女性。用途は不明。当然、容器にもコストがかかっているので「何かおでんのタネを買ってもらわないと無理です」ということを伝えると、渋々と大根ひとつを購入。その際には、特大の容器に汁を満杯に満たすことを要求。 ・割り箸デリバリー ある日、買い物に来た30歳前後のバンドマン風の男性。その際、新人スタッフが割り箸を入れ忘れてしまったそうだが、10分後にお店に電話がかかってきた。相手は先ほどの男性。 「割り箸が入ってなかったんだけど、どーしてくれんの? これじゃ食べられないから、今すぐ持ってきて」と、非常に高圧的な態度で迫られたとか。男性の会社が店から徒歩5分ほどの場所だったので結局スタッフが割り箸を持参したそうだが、その際も散々嫌味を言われたそう。  コンビニを舞台に、今日も繰り広げられる人間劇場。これは他人事ではない。気づかないうちに、あなたも登場人物の1人になっているかも……。<取材・文/菊橋みかん>
渋谷系ファッションをはじめ、若者カルチャーからアウトロー、任侠系にキャバクラ、風俗ネタまで、節操なく取材&執筆をこなす、貧乏暇ナシなライター・コラムニスト。酒とタバコとクラブとギャルが大好きな“ギャルおっさん”。
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