さまざまなドキュメントごとに、構成要素のフォーマットが示されている。「1ページャー」「6ページャー」それぞれに、代表的なものを列記しておく。
英文ドキュメントを前提としたフレームであり、各トピックの日本語訳も併記するがニュアンスが少し変わってしまうものもあることをご容赦いただきたい。少々わかりにくい単語があるかもしれないが、アマゾンのドキュメントに何が求められているかは理解いただけるだろう。
●1ページャー
[Progress report](経過報告)の場合
・Introduction(序論、まとめ、結論)
・Overview of Plan(プランの概要)
・Review of Progress(進捗状況)
・Changes in Plan Since Last Update(前回の報告からの変更、変化)
・Overview of Risks(リスクの概要)
・Next Steps(次のステップ)
●6ページャー
[Project proposal](プロジェクト提案)の場合
Part 1 : Press Release 1 pager(プレスリリース1ページャー)
Part 2 : Main Document 6 pager (メインドキュメント6ページャー)
・Introduction(序論、まとめ、結論)
・Customer Need(顧客のニーズ)
・Market Opportunity (マーケットのオポチュニティー)
・Business Case (ビジネスケース)
・Risks (リスク)
・Estimate of Effort (概算の開発期間)
・Timeline(ローンチスケジュール)
・Resources Required(必要なリソース)
Part 3:Q&A(想定問答集)
Part 4:Appendices (添付資料)
Part 5:Financial Model (財務モデル、PL損益計算表の試算)
ドキュメントの種類によって違いはあるが、まず冒頭のイントロダクションでは「そのドキュメントが何を提案しているのか」「参加者に何を求めているのか」を明確に提示すること。また、課題(誰が何に困っているかなど)やファクトを示した上で、「顧客にどんなベネフィット(便利)があるか」を明確にして、常に顧客目線をもった論旨であることが要求される。
世界中から、いろいろな事業の提案が持ち込まれる中、どれだけのインパクトを与えられるか、それは売上規模であったり、顧客数増であったり、大きなプロジェクトから優先される。なので、年に1度の予算作成時の来年の計画であったり、新規プロジェクトの提案は、ちまちましたものではなく、大きく顧客の利便性を向上させるものでなければならない。スケールの大きい、将来的に大きく伸びる提案をしないと、リソースを勝ち取ることは難しい。