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竹鶴21年、余市10年…北海道余市蒸溜所を日帰りで楽しむ方法

主人公リタさんの漬けた本物の梅干しが今も!

 余市町指定文化財の旧事務所や登録有形文化財のリタハウスなどを見たら、旧竹鶴邸へ。現在は、玄関ホールと庭園を見学できます。靴を脱いで中に入ってみましょう。  筆者は以前、建物の中にも入ったことがあり、書斎や台所などを見学しました。書斎には当時の書籍や衣服、碁盤、香炉などがあり、なぜか木魚もありました。押し入れには男性小便器が設置され、少し先にあるトイレに行く間も惜しんで仕事をしていたことがうかがえます。竹鶴政孝が使っていた椅子に座れたのは思い出です。  質素なキッチンには、なんとリタさんが漬けた本物の梅干しも残っていました。塩の結晶が出ていましたが、食べようと思えば食べられたと思います。

リタさんが漬けた梅干しです。まだ食べられそうでした

竹鶴政孝の本棚です

書斎のふすまを開けるとトイレがありました

 第1号貯蔵庫では、設置されている木樽を見学できます。ホームページには空き樽を置いていると記載されているのですが、現地には「実際に原酒が貯蔵されており、アルコールも漂っています」と看板がありました。たしかに、貯蔵庫特有の木材とウイスキーの香りがするので、ある程度は入っているのかも知れません。

ウイスキーを入れて熟成させる樽です

 蒸溜所見学を満喫したら、ニッカ会館に向かいます。無料の試飲ができるのです。1階で試飲カードに記入し、2階で試飲します。余市、スーパーニッカ、アップルブランデーを各1杯ずつもらえます。氷や水、炭酸は自由に使えるので、好みで調整しましょう。オススメは、アップルブランデーがロック、スーパーニッカが水割り、余市がトワイスアップとのことでした。筆者は、余市をストレート、他はロックでいただきました。

3種類のお酒を自分で取って席で試飲できます

 続いて、1階のレストラン樽で目当てのランチをいただきます。リタ夫人のレシピで作った「北あかりのシェパーズパイ」や「エゾシカ肉の塩麹鉄板焼き」など美味しそうなメニューもあるのですが、ここはやはり、「ウイスキー&ワイン ラムしゃぶ」をいただきます。なんとウイスキーとワインを15%にお湯で割ったもので、しゃぶしゃぶを楽しめるのです。お酒は、竹鶴のハイボールです。想像以上にボリュームがあり、とても美味しく大満足です。

ウイスキーやワインのお湯割りでしゃぶしゃぶします

 食べ終わったらお土産をゲット。やはり、限定品を狙いたいところです。そこで、ニッカウイスキーブレンデッド、余市シェリー&スイート、2000’s余市を購入しました。転売防止のため、一度に購入できる本数が限られています。
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安価で貴重なウイスキーを楽しめる試飲
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