更新日:2023年05月07日 13:44
ライフ

名古屋発祥の「台湾まぜそば」、混ぜるほどにランダムな味覚を堪能できる幸せ/麺 酒 やまの(練馬)

こだわり溢れるちぢれ麺、卓上調味料

やまの_麺

中太ちぢれ麺は絡みをよくするために、仕上げの段階で表面を傷つけている

 もちつやな中太ちぢれ麺がお口にたまらない。お口が喜ぶ食感です。この麺は具材やタレとの絡みをよくするために、仕上げるときに麺の表面を傷つけているのだそう。  まぜそばを食べているときのなんとも言い難い多幸感。おいしい麺とおいしい肉塊とクセのある具材たちを一緒に食べる感覚、人の幸せの形のひとつなのでは???幸せの定義の可能性を感じました。
やまの_調味料

充実した卓上調味料。自家製昆布酢でさっぱりと味変しよう

 卓上の自家製昆布酢を入れると、濃厚なおいしさからサッパリに変わっちゃう。でもツンとしてなくて、サッパリしてる。これは一度お酢を沸かしてまろやかにしているからだそう。サッパリになってもおいしい楽しさ。振り幅の広さに翻弄されます。
やまの_白米

まぜそばと白米は相性抜群。具材とタレを最後まで味わい尽くす

 そして、まぜそばといえば追い飯。追い飯のためとも言える量の具材とタレが、麺をすすったあともしっかりと残っているの、店主さんの愛を感じます。そんな愛をしっかり受け止めてゴーする追い飯がすきです。気づいたんですが、まぜそばにおいて麺と同じ位に合う食べ物が白米です。

名古屋愛がたっぷり詰まったまぜそばを、練馬で堪能する

 このまぜそばが食べられる「やまの」さんは、創業者が名古屋の出身で、地元にまつわるラーメン屋を開きたいと考えオープンに至ったそう。店名のとおり、「麺だけでもお酒を飲みながらでも楽しんでほしい」という店主の西村さん。店の壁ポスターの「まぜそば052」の「052」とは、名古屋の市外局番で、台湾まぜそば発祥の地としての想いを込めて、このネーミングにしたとのこと。愛がこもった粋なネームです。  名古屋の愛がたっぷり詰まったご当地麺、うまさを噛みしめてほしい。  ごちそうさまです! <TEXT/麺すすり子>
ほぼ毎日ラーメンを食べる会社員。豚骨ベースの鹿児島ラーメンで育ち、18歳で上京してラーメンの幅広さと奥深さに取り憑かれる
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麺 酒 やまの
東京都練馬区豊玉北5-23-11 豊玉ビル B1F

【平日】11:30~14:00(L.O.)/18:30~24:00(L.O.23:45)
【土曜日・祝日】11:30~14:30(L.O.)/18:30〜24:00(L.O.23:45)
【日曜】11:30~14:30(L.O.)
※月曜定休
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