モテたければ、まずは「質問」「ホメ」を徹底
MB:権藤さんは、恋愛面での相談が寄せられたとき、最初は具体的にはどんなことをアドバイスするんですか?
権藤:一番シンプルなものは、「好きな女性には15分に1回質問しなさい」というものです。モテない男の人は、大半自分の自慢話をしてしまう。だから、失敗するんです。
権藤優希氏
MB:それ、すごくわかります……。自分の話ばかりをしている人は、本当に残念なくらいにモテませんよね。
権藤:そうなんです、女性は自慢話なんて聞きたくないので。あと、恋愛慣れしてない人に、必ずアドバイスするのが「相手をホメてください」ということ。15分に1回質問したら、ワンセットで相手のことをホメる。これを繰り返していくと、自然といい雰囲気は作れるようになる。
MB:外見についてはどうですか?
権藤:見た目は、清潔感を重視してもらいます。特によく言うのが毛の処理。どれだけ見た目がイケメンでも、鼻毛が1本でも出ていたらすべて台無しなので……(笑)。僕はノーズワックスで全部取ってしまうことをおすすめしてます。
MB:最近は、日本も外国のように、男性でも局部まで全部脱毛する人が、圧倒的に増えていますよね。少しずつ、男性の脱毛もトレンドになりつつあるのかなと思います。
権藤:そうですね。気になる人はそれもいいかもしれません。毛がボーボーの状態よりは、一気に脱毛してしまうほうが清潔感もあるし楽ですから。
――デート時のテクニックで大事なものはありますか?
権藤:「デートにはプレゼントを持っていけ」は鉄板ですね。数百円のプリンでもマカロンでもいいので、デートの冒頭で「これおいしかったので、もしよかったら」などと言ってプレゼントを渡すと、相手も「え、会う前から私のことを考えてくれてたんだ……!」と感動してくれる。なお、これは女性向けの指南になってしまうのですが、もし女性から男性に渡す場合は、一言手書きの手紙を添えると、より好感度がアップするのでぜひ。
MB:たしかに! 女の子からの手書きの手紙をもらったら、やばいですね……。コロッと好きになっちゃいます。
権藤:いまの時代はLINEやメールなどが主流だからこそ、コピペではなく、その人のためだけに書かれた手紙に価値があるのかなと。
――では、デートの場所選びはどうしたらいいんですか?
権藤:店選びで重視するべきは、座る位置です。正直、料理や店のグレートとかは、そこまで気にしなくていいので、対面じゃなくて、横並びのカウンターや、斜め前に座れるテーブル席などがおすすめです。
――そして、最後の告白は……?
権藤:告白は「最高潮に盛り上がったタイミング」がベスト。「ごはんがおいしいね」と言い合ったり、お酒を飲んで、会話が盛り上がって、最高潮の時を狙いましょう。プレゼンや講演などでも、後半に盛り上がるように組み立てられていると思うのですが、それと同じことです。
MB:ファッションでも「赤いネクタイはパワーネクタイ」と言われていて、ビジネスのプレゼンなどでつけていくと相手に好印象を与えると言われるんです。これは科学的なエビデンスもあるみたいなんですが、それ以上に大切だと思うのは「行動に自信が持てるようになる」ということ。自分自身にとって「今日は赤いネクタイをつけたから、いつもよりうまくいく気がする!」と思える材料になるだけでも、すごく意味があるんじゃないかと思います。
権藤:そうなんです。「これがおしゃれなんだ」「これが恋愛の法則なんだ」と認識するだけで、行動は変わってくるんです。この行動力と知識の二本柱を手に入れることで、より多くのビジネスマンの方に、仕事面でも、恋愛面でも充実してほしいと思います。
<取材・文/藤村はるな 撮影/岡戸雅樹>
■権藤優希
シーマネジメント代表取締役。ビジネストレーニングをはじめ、多岐にわたった事情を展開する。魅力や自信のつくり方、組織形成論、恋愛といったテーマで定期的に講演会を開催。オンラインサロン「ごん×櫻井のモテモテ塾」主宰。著書に『自分で決める。』『心が強い人のシンプルな法則』がある。「
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幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「
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