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最高級品質の国産ニット「ほぼハイブランド」なのに半額以下で買える理由

 メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。
メンズファッションバイヤーのMB

メンズファッションバイヤーのMB。「『おしゃれに見える』にはちゃんと理由があるんです」が持論(撮影/難波雄史)

148/180 SOLID WOOL MUFFLER(BATONER)1万1000円

MBのヘビーユース180

SOLID WOOL MUFFLER(BATONER)1万1000円

 ニットの産地・山形県にある「奥山メリヤス」が手がけるニットウェアブランドBATONER。  数々のメゾンブランドのニットウェアを手がけてきた、有名な工場が直営する、いわゆる「ファクトリーブランド」ですね。  基本的にブランドが自社工場を構えることはありません。ユニクロでさえ自社工場を持つことはネガティブです(もちろん、ZARAなどの例外はありますが)。

手頃な価格でメゾンレベルのハイクオリティ

 工場は発注されたブランドの指示書をもとに製品を作っていくことになりますが、当然作るのは工場なのでブランドタグ以外はまったく同じものを再現できる技術があります。  ファクトリーブランドとはつまりそうした下請けだった工場が、確かな技術とブランドとの取引で培った知見をもとに、「手頃な価格でメゾンレベルのハイクオリティ製品」を作る形式のこと。  奥山メリヤスが手がけるBATONERもその例です。
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ファクトリーブランドならではの強みを発揮
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【今週の掘り出し物】
MBのヘビーユース180シーズンレスに使えるウールアウターがお気に入り。天然の機能素材と呼ばれるウールは湿気もほどよく逃がしてくれて暖かいのに蒸れにくい。風合いもよく最高です。
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