恋愛・結婚

グラドルに500万円費やした男。温泉旅行まで行ったのに…絶対に許せない

温泉旅行に誘ってみたら…まさかのOK

温泉 その後、高森さんは彼女に対してTwitterのDMから「1位のお祝いに日帰り温泉旅行に行かないか?」とダメ元で提案する。そこで返ってきた答えは――。 「なんとOKだったんです。自分で言っておきながらビックリしました。舞い上がっちゃって、高級旅館の予約を取りました」  当日まで彼女が来るか来ないか半信半疑だったが、待ち合わせ場所に現れた彼女を見て「自分は他のファンとは違うんだ」と確信したそうだ。 「もう僕はテンション上がりっぱなしでしたね。2人で新幹線に乗って、彼女があたかも友達と旅行に行ったようにツイートしているんですが、本当は一緒にいるのは僕っていう。  個室の貸し切り露天風呂を予約したんですが、彼女がなんと水着を忘れてきたんです。お互い裸にタオルを巻いた状態で入浴しました。そして、帰りの新幹線では彼女と密着して……。アイドルは本来、自分なんかが絶対に手の届かない存在ですから、もう夢のような時間でしたよ。今思えば、ここから僕の勘違い人生が始まりました」  高森さんはこの日を機に「いつか彼女と結婚したい」と強く思い、さらに課金するようになったという。

いつか結婚できると信じて合計500万円以上を課金

「都内の撮影会から地方のイベントまで、ほぼほぼ全て行きました。平日だろうと仕事をなんとか調整して。ファンの集まりが少ないときなんかは、誘えばご飯にも行ってくれましたね。全部で5、6回かな? もちろん、全部僕のおごりだけど。他のファンとは撮影会やイベントが終わるとバイバイなのに、僕とは一緒にいてくれる。優越感を感じちゃいますよね」  他のファンに隠れて旅行や食事に行くことだけではなく、個人的な仕事の依頼も受けてくれるようになったそうだ。 「個人撮影会です。事務所に内緒で。これもTwitterのDMからお願いして、撮影会業者を通さずに撮影会をするんです。僕と彼女の2人っきりで。これも2回お願いして、1回は地方に行きました。2人分の交通費に食事代、施設の利用料、そして彼女のギャラがかかるんで1日で20万円とかすぐいっちゃうんですが、はたから見たらカップルそのものでしょう」  幸せだった……。高森さんはそう言いながら、切ない表情を見せた。フリーのグラドルでもある筆者のもとにも個人撮影会の誘いがくることもある。だが、スタッフ1人が同席のうえで、それを了承してくれない場合は、どれだけ信用しているファンでも断るようにしている。  彼女と高森さんの関係は、グラドルとファンの一線を確実に越えている。 「いつの間にか、彼女に使ったお金の合計が500万円を越えていました。僕にとっては大金です。ここまで時間とお金を尽くしたんだから、いずれ結婚できるだろうと思ってました。僕の努力の延長線上に“結婚”というゴールがあると信じてました」
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「彼女のことが絶対に許せない」
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

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