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3連単の罠「総流し」について真剣に考えてみた

3着流しの条件で見てみると違う結果に

<3着~6着のうち3着である割合>※集計期間 2019年8月16日~2020年2月15日(直近半年間) 1コース 31.8% 2コース 31.7% 3コース 31.4% 4コース 28.9% 5コース 22.3% 6コース 15.6% ※すべてをあわせて100%にならないのは1,2着を含めていないためであり、あくまでコース内での3~6着のうち3着の割合だからである  どうだろう? コースから見た割合で考えれば、1コースが不要だとはいえないことがわかる。むしろ1着2着に1コースを選ばなかったときでも1コースは3着に積極的に含めるべきである……とすらいえるかもしれない。  外のコースになればなるほど、3着になる割合は落ちるものの、配当は上がる。結局は総流しをすればするほど、平均的な回収率に近づくだけなのだ。ちなみに、全通り購入した場合のボートレースにおける3連単回収率は62.8%であり、約75%を払い戻しに充てていることを考えると単純に割にあわないことになる。

3着をどうするのかも真剣に予想しよう

 もちろん、1着2着を穴から選択している場合はただでさえ高配当で自信があるなら流したほうがよい、ということもあろう。総流しを使うべきかどうかは予想の自信度、オッズなど、柔軟に対応するのがよい、ということだ。「総流しすべきか? しないべきか?」に頭を使うくらいならば、予想検討や投票センスを磨くことに時間を割いたほうが楽しい予想ライフを満喫できるだろうと思う。
公営競技ライター・Youtuber。近鉄ファンとして全国の遠征観戦費用を稼ぐため、全ての公営競技から勝負レースを絞り込むギャンブラーになる。近鉄球団消滅後、シグナルRightの名前で2010年、全公営競技を解説する生主として話題となり、現在もツイキャスやYoutubeなどで配信活動を継続中。競輪情報サイト「競輪展開予想シート」運営。また、ギャンブラーの視点でプロ野球を数で分析するのが趣味。
Twitter:@signalright
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