恋愛・結婚

アプリで出会った有名女子大の美女とデート。数十万が一晩で…

女子大生たちからの嘲笑

 多くの読者もそうだろうが、筆者もなんとなく、嫌な予感を抱き始めた。ちなみに、「VIP」とは「VIPルーム」のこと。 「流れ的に断ることもできず、結局VIPで飲み始めて早数時間。飲み始めたら楽しくて、朝まで騒いでしまいました。朝方“そろそろ帰ろう”ということになって、我に帰りました。4人の女子はまだ大学生で、割り勘しようという雰囲気にはもちろんなりません。自分でVIPの会計をすることなど今までなかったのですが……なんと5人で30万円でした。自分の1ヶ月の手取りが1日で吹っ飛ぶなんて。もちろん現金を持っているわけもなく、仕方なくカードを切ろうとした時に問題が。 クレジットカード 持っているカードが、何回やっても切れないのです。カードを変えてもダメ。会計に手こずっている僕を、彼女がじっと見ている。焦ってもカードは切れず、どうやら僕のカードの設定条件が満額20万円までになっているからだということが分かりました。結局2枚のカードでなんとか会計を済ませている僕を見て、美女は冷たくこう言い放ちました」 “クラブ来てカード切れない人なんて、はじめて見た~。あはは” 「暗に“ダサい、かっこ悪い、情けない”と言われていることも伝わりました。こんなに高額な請求を払わされて、なぜそんなことを馬鹿にされないといけなかったのか。彼女はクラブを出てすぐにタクシーに乗ってしまい、持ち帰りも叶わず、その後した連絡も一度も返ってきていません。そのままブロックされたのでしょうね」  ラグジュアリー系のマッチングアプリにはこのような「港区女子」的な遊び方をしている女子も多く、中にはアプリ内でパパ活や兄活をする人々もいるという。大野さんは恋活目的の出会いだったが、相手もそうとは限らないのだ。  美女には棘がある、なんて昔からよく言うが、それがカワイイ女子大生でもまた然り。歳下とのデートは、男性もプライドとして見栄を張ってしまいやすいが、自分の財布は自分でしか守れない。時にはプライドより、財布のヒモを優先すべき時もあるということだ。<取材・文/ミクニシオリ>
1992年生まれ・フリーライター。ファッション誌編集に携ったのち、2017年からライター・編集として独立。週刊誌やWEBメディアに恋愛考察記事を寄稿しながら、一般人取材も多く行うノンフィクションライター。ナイトワークや貧困に関する取材も多く行っている。自身のSNSでは恋愛・性愛に関するカウンセリングも行う。
1
2
おすすめ記事