恋愛・結婚

「夫の給料=お小遣い」の妻。熟年離婚ですべてを奪い尽くす…

 気心の知れた仲間同士で会うと、わがままな元カノや小悪魔系女子に翻弄されたことを自慢げに語りだす男が時々いる。それはある種、武勇伝の一つなのかもしれない。
女性の口元イメージ

写真はイメージ(以下同じ)

 しかし、そのような悪女が実母だったらどうなのだろうか…。元旦那の財産1億円を使った上で離婚したという加藤紗里を見ながら、「実母を思い出した」と話す男性がいた。

夫の給料=お小遣いという感覚の母

 埼玉県に住む斎藤和幸さん(仮名・38歳)は「母の居所がどこなのかわからないんです…。最後に会ったのも震災があった年だから、もう9年前ですね」と話す。  斎藤さんは、輸入食材などを扱う専門商社で経理部に所属している。仕事はルーティンワークだが、このまま60歳近くまでは働けるそうだという。収入は安定しているが、アラフォーを迎えたのに、いまだ独身。その理由を聞いてみると、母親が原因だという。 「父が大手銀行の行員でした。そのため子どもの頃から、全国を転々としました。そのせいか両親はあまり仲が良くなかったんです。  母は、通っていた歯科医院の先生と付き合ったり、美容師に入れあげてしまい、スタッフ全員にファストフードを差し入れしたりと、惚れっぽいタイプ。父は、家のことは全部母に任せっきりだったので、お金の使い道は知らなかったと思います」  斎藤さんの母は、とある地方の資産家の娘だったそう。ほとんど働いたこともなく、短大卒業後、すぐに結婚。 「母は、通っていた女子校の話をよくしていました。同級生には、地元の新聞社の娘や、政財界の著名人が来る料亭の娘など、お金持ちが多かった。その時の羨ましかった気持ちからなのか、父のことをよく『安月給』『こんなお給料じゃ暮らせない』と言っていました」  まさに、世間知らずでプライドだけ高い女性だが、夫の給料=お小遣いという感覚だったという。 タクシー乗車イメージ 「父の給料は、月2回通っていた母の美容院や、すぐタクシーに乗るのでタクシー代、通っていたジムの代金などに消えていきました。母の言い訳は『私がきれいでいないと、パパがいなくなっちゃう』でしたね…」  遠い目で子どもの頃を思い出している斎藤さん。友人たちから酷い元カノ話を聞かされても、自分の母の方が酷いといつも感じていたそうだ。 「限度額いっぱいまでカードを使ってしまい、明細が巻物のようにずらーって長いんです。母は、家に米がないと言っては、ホテルに鉄板焼きを食べに行っていたことも数えきれないほどありましたね。もちろん、僕らは連れて行ってくれません。その反面、父は質素に暮らしていて、仕事で着るスーツ以外の服はいつも同じでした」
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進学費用の使いこみ、最後は財産すべてを現金化
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