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死期が迫った人が詠んだ句は、ほぼ100%わかる!俳人・北大路翼×歌人・笹公人

俳句、短歌は大病に効く

北大路:あのへんは戦前、いわゆるちょんの間みたいな場所だったらしいんですよ。で、『砂の城』があるあたりがちょうど病院だったみたい。要は性病に罹った娼婦たちの詰め込み場所になっていて、みんなあそこで鼻がもげたり体が腐ったりしながら死んでったんだろうね。 笹:やっぱり。そういう感じの波動がある場所なんですね。 北大路:前回初めて書いたエッセイ『生き抜くための俳句塾』(左右社)では悩みを募集して、人生相談に挑戦してみたんです。でも、届いたメールはほとんど『うつ病です。助けてください』っていう内容で(笑)。医者に行けよと思いつつ一応、俳句をやれば治るってことで真面目に答えたつもり。精神論みたいなものって今、みんな煙たがるけど僕は面白いと思ってる。野蛮なんだろうけど、なんかああいう部分に力を感じるんだ。 笹:極真空手の大山倍達総裁も昔、雑誌のコーナーでどんな悩みにも空手をやれば解決するって回答してましたね(笑)。まぁでも短歌の場合は実際、箱庭療法的な効果があるらしく、治療法としても使われてるみたいです。ある短歌教室にトラブルばかり起こすような人が来てたんですけど、彼の様子を見てると短歌も別に好きじゃなさそうなんですよね。で、ある時に何しに来てるの?って聞いてみたら、精神科の先生に短歌をすすめられたので…と。「先生、余計なことすんなよ」って恨みましたね(笑)。 北大路:僕のとこは逆に句会に来なくなったから、理由を聞いたら医者に止められたって言われたよ。俳句をやると面白いんだけど、興奮しすぎちゃって家帰ったあとに眠れなくなったりパニックになって、もう句会中毒みたいになっちゃうんだって。俳句って怖いね。 笹:今後、ちょっとやばいなと思う奴が来たら送り込むことにします(笑)。
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