ファーストサマーウイカ、ブレイクまでの紆余曲折…OLや劇団員の経験も
ファーストサマーウイカといえば去年、突如バラエティ界に現れ、キツめの関西弁で繰り出される毒舌トークと、どこかヤンキー感のある唯一無二のキャラクターで人気を博した女性タレントだ。
中学の吹奏楽部でドラムを演奏していたことから、高校時代はロックバンドのドラマーとして音楽活動をしていたというウイカ。しかしドラマーはギタリストやボーカリストと違って自由にステージを動き回れず、フラストレーションを溜めていたという。
地元・大阪の劇団で役者として活動していたウイカだったが、22から23歳の頃に「やっぱり、ちょっと東京に行ってみたいな」という思いが芽生え、ノープランで上京。そんなある日、Twitterでアイドルグループ『BiS』のメンバー募集を見つけたという。
BiSでアイドルデビューしたウイカは当時20代前半。アイドル市場においては遅いデビューだったというが、同グループは破天荒なライブパフォーマンスと音楽性で一部から熱狂的な人気を獲得。ウイカは、アイドルを演じながらもがむしゃらに突っ走っていたと回顧している。
しかし、ウイカは去年の時点で29歳。比較的遅咲きのタレントとも言える彼女は、今のブレイクを果たすまで紆余曲折の人生を歩んできた。今回は、そんな彼女の道のりを振り返りたい。
高校卒業後、大阪の劇団に入団。OLをしながら役者として活動
自由に動き回れる表現方法はないかと考えた結果、2008年「大阪 劇団」で検索し、ヒットした『劇団レトルト内閣』の門を叩くことになる。当時、舞台をほとんど見たことがなかったというウイカだが、見事オーディションに合格。 それからの5年間は、派遣のOLやさまざまなアルバイトをこなしながら役者として活動。定時で上がってそれから稽古…というタフな生活を続けていたそうだ。
「行ったらなんとかなるやろ」のノリでアイドルのオーディションを受けることに
ウイカは「全員面接」の文字を見て、「書類やったらたぶん落ちるけど、行ったらなんとかなるやろ」とノリで応募。その結果、なんと見事オーディションに合格。2013年、BiSの新メンバーとして加入することになる。 ウイカいわく「“アイドルに微塵も興味がない奴”が、ひやかしでオーディションを受けに行ったら受かっちゃって。あれよあれよという間にアイドルになりました」ということだが、彼女のフットワークの軽さが武器になってチャンスを引き寄せたのかもしれない。
BiS解散から、BILLIE IDOL®へ。バラエティ番組で爪痕を残す
BiSでの活動はわずか1年で終了するも、翌2015年にはファッションディレクターで音楽プロデューサーのNIGO®に声をかけられ、アーティストグループ『BILLIE IDOL®』で新たなスタートを切ることになった。 BILLIE IDOL®で活動して4年が経とうとしていた2019年1月、『女が女に怒る夜』(日本テレビ系)にオーディションを勝ち抜き出演。当時ほとんど無名だったにも関わらず、コテコテの関西弁と毒舌トークが注目を集めた。司会の上田晋也もその“引き出し”の多さに「次の人生、IKEAのタンスに生まれて来い!」と突っ込んだほどだ。
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