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「ICカードリーダー」が転売ヤーの餌食に…10万円給付金が引き金?

 特別定額給付金(いわゆる10万円給付)のオンライン申請には、マイナンバーカードが必須。そのマイナンバーカードの情報を読み取るために欠かせないのが、外付けICカードリーダーである。しかしここでも、マスクやNintendo Switchと同様の現象が発生してしまった。ICカードリーダーの需要を見越した高額転売が横行し始めたのだ。こんなものまで転売の対象に……!?

ICカードリーダーの価格が高騰

 筆者(澤田真一)が給付金のオンライン申請に関する記事を日刊SPA!で配信したのは、2020年5月2日のことである。実際の執筆は先月終わり頃だが、この時点ではSONYのICカードリーダー「PaSoRi RC-S380」(新品)がAmazonで3137円の値がついていた。筆者はそれをスクリーンショットと共に紹介した。
ICカードリーダー

画像はAmazonの「PaSoRi RC-S380」(5月2日の時点)

 そして5月6日、状況は大きく変わっている。同じ製品が、なんと倍の価格で売られているのだ。実はこの記事を書いているちょうどその時、AmazonにPaSoRi RC-S380の新入荷があった。価格は3980円。
3980円

価格は3980円に…

 これならばまだ不当な高値ではないから一安心……と言いたいところだが、これに多くのユーザーが殺到したようだ。3980円の在庫はすぐに完売。価格は再び6000円台に戻ってしまった。
6000

なんと倍の価格に高騰

 この流れは、Nintendo Switchのそれとまったく一緒だ。ICカードリーダーが転売の対象になった、ということである。ヤフオクやメルカリで検索すると、新品の販売価格よりも高い中古品が出てくる。「数回使用したのみの美品」が4600円、という具合に。
メルカリ

画像は、メルカリの検索結果。4000円以上の値が付けられている


スマホをカードリーダー代わりに使う

 では、ICカードリーダーに頼らずオンライン申請をする方法はあるのか。  給付金のオンライン申請はスマートフォンから行うことも可能だ。『マイナポータルAP』というスマホアプリから行うもので、iOS、Androidの二大OSに対応している。ちなみに、マイナポータル公式サイトではスマホアプリ申請に対応できる機種の一覧が公開されている。
マイナポータル

画像は、マイナポータル公式サイトより

 また、これはいささか斜め上の手段であるがNFC内蔵のAndroidスマホをPCにBluetooth接続し、ICカードリーダーの代用として使うこともできる(iPhoneは使用不可)。スマホ、PC両方に『利用者クライアントソフト』をダウンロードする手間が発生するものの、改めてICカードリーダーを入手する必要はなくなる。

無理して買う必要はない!

 残念ながら、此度のICカードリーダー価格高騰はしばらく続くだろう。給付金の受け取りは、各市町村の受付開始日から3ヶ月以内に申請しなければならない。だがオンライン申請が無理なら紙の申請書を郵送する手段もあるし、そもそも10万円の給付金のために6000円の出費は賢い判断とは言えない。  不当とも言える値段の製品をわざわざ買う必要はまったくない、と最後に明記しておきたい。<文/澤田真一>ノンフィクション作家、Webライター。1984年10月11日生。東南アジア経済情報、最新テクノロジー、ガジェット関連記事を各メディアで執筆。ブログ『たまには澤田もエンターテイナー
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