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PCR検査で病院をハシゴ、沖縄に疎開…コロナ偏差値が低い人たちの考え方

 コロナ禍で多くの人が自粛生活を送るなか、謎の正義感や危機意識で感染拡大リスクを高めている「コロナ偏差値が低い」人たちがいる。
女性

※写真はイメージです

人はなぜコロナ偏差値が低い行動をとってしまうのか?

 PCR検査のために病院ハシゴ、家族で沖縄に疎開するなど、周囲にいれば迷惑このうえないコロナ偏差値が低い人々。人はなぜ、非常時にこうした行動をとってしまうのか。「周囲に迷惑を及ぼしかねない行動をとる人の多くは“リスクの見積もり”ができていない」と分析するのは、産業医の大室正志氏だ。 「そもそも感染症のリスクを防ぐ上で大切なのは『感染しないこと』と『感染させないこと』。この2点を個人個人が正しく考え行動すべきなのですが、未知のウイルスに対して過剰な危機意識や不安が先走ると思考停止し、感染しない・させないためのリスクを見積もる判断力が鈍ってしまうのです」  コロナ疎開するために交通機関を乗り継いで地方へ移動する行為も、家庭内感染を防ごうとホテルに滞在する行為も、根底にはコロナへの危機意識があっての行動だ。しかし客観的に見れば、どちらも感染・感染させるリスクが高い迷惑行動だと言わざるを得ない。 「人間は非常事態に遭遇すると、自分にとって都合の悪い情報は『ありえない』と無視してしまう“正常性バイアス”が働く生き物。そんななかでも可能な限りリスクへの正しい判断を心がけ、コロナ禍を乗り切るしかありません」  不安に押しつぶされず、いかに正しいジャッジを続けられるか。コロナ禍の今こそ、“人間力”が試されているのかもしれない。
コロナ偏差値が低い人々

大室正志氏

【産業医・大室正志氏】 医療法人社団同友会産業医室勤務。専門は産業医実務。メンタルヘルス対策や企業での健康リスク軽減に従事。約30社の産業医を担当 <取材・文/週刊SPA!編集部>
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