恋愛・結婚

コロナ禍で「結婚に近づけた人/挫折した人」。明暗を分けたのは…

 皆さん、こんにちは。結婚につながる恋のコンサルタント山本早織です。  緊急事態宣言が解除され、少しずついつもの生活に戻りつつある方もいるのではないでしょうか。ずっとオンラインでデートしていた人たちもやっと堂々と出かけることができるということで、一気に関係が深まる人たちも増えてきそうです。

山本早織

 オンラインという環境を味方につけられた人もいれば、オンラインをうまく生かせず、婚活が停滞してしまった人もいます。今回はオンライン婚活で失敗する人の特徴についてお伝えさせていただきます。

非常事態で明らかになる価値観…

 新型コロナウイルスで全世界的に環境が大きく変化し、影響を受けなかった人はいないくらい価値観が変わったのではないでしょうか。婚活業界もこれからはオンラインとオフラインの融合が必要だといわれています。  実際、Zoomが一気に普及し、どんな場所にいても近くに感じられるくらい気軽に人との交流ができるようになりました。また、だからこそ実際に会ったときにしか得られない相手の温もりや感情、エネルギーを直接感じられることがとても貴重だと知ることができました。  Zoomだけで出会いから真剣交際まで行くことができている人もいる一方、まったく鳴かず飛ばずな人もいます。  婚活歴3年のレイジさん(仮名・42歳)はアプリ婚活を1年経験し、結婚相談所へ入り2年。私のもとへは定期的に恋愛コンサルを受けに来てくれる方でした。「旦那さんにしたら優しくて穏やかで素敵な人になるのではないかな」と感じられる方で、3年も婚活をしているのが不思議なくらい。  月に最低でも3人くらいの女性とお見合いをし続けており、過去には結婚を考えて真剣交際をしていた女性もいました。しかし、残念ながら交際終了になってしまい、モチベーションが落ちてしまった時期もありながら、なんとか前向きに婚活を継続していました。  3月下旬から、少しずつオンラインでのお見合いを提案されるようになりましたが、まだ緊急事態宣言前だったこともあり、「オンライン」か「対面」かを当人同士の希望を踏まえて決めていました。ところが、レイジさんはその期間、一度もオンラインの提案は受けず、「やはりお見合いは対面が一番相手を知れる」と対面を希望し続けていました。

コロナ禍でも婚活を前進できた人は何が違う?

 コロナ禍においてパートナーとの関係が進む人とそうではない人の大きな違いは「オンラインへの捉え方」にあります。  レイジさんは、「オンラインでは相手を知ることができない」「自分をきちんと見せることができない」「そもそも常識的にオンラインでお見合いなどあり得ない」……というふうに考えていました。

※写真はイメージです

 しかし、コロナ禍にオンラインで婚活が進展している人というのは「オンラインだとお互いがリラックスしている家の中でコミュニケーションが取れるので素が出やすい」「出会いという点ではとても効率的で時間的、金銭的なコストが少ない」という考え方の持ち主でした。  同じオンライン婚活をするにしても、そのことに対して「どう考えているか?」というのがポイントです。  レイジさんは緊急事態宣言が出てもなお対面を望んだため、お会いするのを6月以降に設定し、決まっているお見合いを延期にしました。その間に当然、女性のほうはレイジさんと関係ないところで前へ進むため、決まっていた縁も切れてしまいました。オンラインでの交流をポジティブに考えられなかったため、すでにやりとりを開始していた女性とも疎遠になってしまったのです。
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柔軟性は結婚後も大切な要素
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