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アイドルがグループを脱退する本当の理由。当人たちが告白

 アイドルが所属していたユニットやグループを電撃脱退したというニュースが増えている。なかには、事務所自体を辞めて“フリーランス”で活動することを選ぶ人もいる。  脱退や退所の経緯として「方向性の違い」と説明されることも多いが、じつはそれだけではないのである。その裏には、いったいどんな理由が隠されているのか。

アイドルグループ脱退の理由「方向性の違い」の真相

ステージ

写真はイメージです(以下同)

 かつて地下アイドルグループに在籍していた経験のあるよっちさん(29歳・仮名)は、自身の脱退理由を「新規メンバーと相性が合わなくて」と話す。 「地下アイドルのユニットって、かなりメンバーの入れ替わりが激しいんですよ。ものすごいやる気満々で入ってきても1か月もしないで辞めちゃったり。あとは既存メンバーだけでは新鮮味がなくなってきたらオーディションをして新しい子を加えることも多いんです」  よっちさんは何回もメンバーの入れ替えを経験し、最終的には新規メンバーオーディションの選考にも携わっていたそうだ。 「同期がドタバタと辞めてしまい、新規メンバーを数人入れたんです。みんな見た目は可愛らしかったのに全員ものすごく気が強くて。そんな新規メンバーたちが、こっちがびっくりするぐらいに仲良く結束してしまったんです。  普通、先輩には多少気を使うと思うのですが、まったくそんな素振りもなく。むしろ旧メンバーが彼女たちに気を使うという変な空気でした」 女性 次第に旧メンバーより新規メンバーの人数が多くなり、楽屋やステージでもだんだん立場が弱くなってしまったよっちさん。  何よりキツかったのはチェキの売れ行きだった。 「新規メンバーはガツガツしていて。スタッフにはバレないようにSNSのDMで直接オタクへ営業したり、チェキを撮る際に恋人みたいに腕組みしたり、キスする寸前みたいなことをしたり……。  一方、旧メンバーは私を含めおっとりした性格でした。『○○さんはよっちのファンだからねぇ』って、“推し変”(※推しているメンバーを変更すること)させないようにファンを牽制していましたが、いつの間にかチェキは新規メンバーたちの方が売れ始めて。だんだん惨めになっていきました。自分の力不足はもちろん認めます。でも、いくら真面目に頑張っても事務所に内緒でがっついているアイドルの方が需要があるっていう事実も虚しかったです」  その結果、よっちさんはグループを去る決意をしたという。
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マネージャーとの恋愛がきっかけで事務所を退所
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

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