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【3・11特集】震災に備える 防災・節電トリビア集

 東日本大震災では、巨大な堤防を遥かに超える大津波という想定外の事態が発生した。多くの命が失われたが、先人たちの知恵により助かった人も多かった。一方で、今までの常識を覆す事態が起きていたことも確かだ。地震大国である日本では、いつ大震災が起きてもおかしくない。東日本大震災から見えてきた防災の新常識と、非常事態を乗り越える暮らしの知識をお届けする。

◆津波警報と大津波警報の決定的な違い

 震災後、現地入りした記者が目の当たりにしたのは、これまでの防災常識が覆された惨状と生々しい被災者たちの声だった。「最初の津波のあと、増水した川や海に写メを撮りにいった若い連中は、みんな第2波で流されてしまった……」(住民) これは、大津波警報の聞き分けが周知されていなかったことが原因で起きた悲劇だ。津波警報は最大で2m。それに対して大津波警報は3m以上で上限がない。ほかにも、避難訓練で学んだルートは使えない、「急いで家の外に飛び出すな」は安全とはかぎらない、避難して3日間を生き延びても通常の生活が送れないなど、知っておくといざという事態に冷静に対応できる新常識がみえた。

※特集「[防災の常識]は非常識だらけ!!」(4月19日号)より
⇒ http://nikkan-spa.jp/3145

◆「キジが鳴いたら地震が来る」を信じれば救われる?

大津波ハザードマップ

大津波ハザードマップ。東日本編・西日本編を作成した

 東日本大震災で多くの人の命を救ったとされる先祖代々語り継がれてきた大津波伝承。たとえば、愛知県には『キジが鳴いたら地震が来る』という伝承があるが、同様の伝承が岩手県にも存在する。これらは小学校教育がはじまる前や、文字と縁のない庶民のために、災害時の知恵や経験を老若男女にわかりやすく伝えるために生まれたものだという。この様な俗信は全国各地に存在し、どれも科学的根拠はないが、先人たちの経験と「悲劇を繰り返してほしくない」という想いが詰まっているのである。近所に、伝承を伝える石碑などがあれば、ぜひ注意して見てもらいたい。

※特集「先祖伝来の[大津波伝承]に学べ」(5月3日号)より
⇒ http://nikkan-spa.jp/166544

◆電気代を節約できる料金プランを利用してお得に節電

 福島第一原子力発電所の事故により、首都圏近郊は大規模な計画停電が実施されるなど、長期間にわたり節電を強いられた。そこで、SPA!ではお得に節電できる方法を紹介。電力消費の大きい家電の節電術なども有効だが、根本的に見直したいのは料金プラン。携帯電話と違い、電気代の料金プランがあること自体、知らない方も多いのでは? 日中、家にいない人は夜間の電気料金が昼間と比べて安くなる「おトクなナイト8」(東京電力)がオススメだ。昼間の電力単価が従量電灯単価に比べて約20%割高になるが、夜間の電力単価は70%も割安になるのだ。電力消費のピークである日中の利用を控えて節電に協力、夜中は電気代を得するという一石二鳥のプランである。

※特集「電気フリー生活に挑戦!」(5月24日号)より
⇒ http://nikkan-spa.jp/5950

◆夏場の電力需要ピークは13時~16時

「午前中はクーラー使用禁止。大元の電源が切られてるようで、どんなに暑くてもスイッチ入れられない。が、その分、12時を過ぎると一気に冷却開始」そんな本末転倒な節電を行う企業も現れた昨年の夏。実際のピークタイムは13時からなので、むしろ逆効果だ。ピークタイムをきちんと把握し、健康を害さない範囲で節電に協力したい。

※特集「[やりすぎ節電]トホホ白書」(8月2日号)より
⇒ http://nikkan-spa.jp/34749

◆「電気ご使用量のお知らせ」の見方を把握すれば得

 すべての電気利用者が、太陽光発電の余剰電力の買い取り費用を負担する『太陽光発電促進付加金』を知っているだろうか? これは、太陽光発電の普及拡大を目指すために定められた法律にもとづき、1kWhあたり0.03円を負担するという制度である。ついつい見ずに捨ててしまいがちな「電気ご使用量のお知らせ」には、この金額もしっかり記載されている。他にも契約プラン、昨年同月比などを確認すれば、料金プランの見直しともに、節電の成果も確認できる。

※特集「冬版 電気フリー生活に挑戦!」(12月6日号)より
⇒ http://nikkan-spa.jp/102256

<構成/日刊SPA!取材班>




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