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クロちゃんの炎上から、水原希子の「最も美しい顔ランキング」騒動を考える

文/椎名基樹

クロちゃん、「好きな女の子ランキング」発表で大炎上

 7月5日、安田大サーカスのクロちゃんが、Twitterで現在の自身の「好きな女の子ランキング」を発表し大炎上した。それに対しクロちゃんは「現在の自分の神7を発表しただけなのに。何なのこれー」と困惑のツイート。ちなみにクロちゃんの発表したランキングは、 1位 みちょぱ 2位 ゆきぽよ 3位 橋本梨奈 4位 RaMu 5位 まぁみ 6位 今田美桜 7位 えなこ  だそうだ。見事にナイスボディのギャルが並びクロちゃんのブレない趣味に感心する。また私には全くわからない名前が結構あって、クロちゃんの粘着質な「かわいい女の子チェック」の情熱にも感心。このクロちゃんのツイートは、水原希子による「最も美しい顔ランキング」批判と、それにまつわる騒動に乗じた洒落なのだろう。

水原希子は「最も美しい顔ランキング」批判で物議を醸す

6月13日、「最も美しい顔ランキング」に対し、水原希子は「これ勝手にノミネートされて勝手にジャッジされている方々にも失礼だし自分が知らない間にルッキズム/外見主義(容姿によって人を判断する事)の助長に加わってしまっているのかもしれないと思うと困る。見た目で人を判断するのは絶対違うと思うし、そもそも一番美しい人なんて選ぶことは不可能。このランキングによって偏った美の概念やステレオタイプな考えを広めてほしくない。美の基準や定義なんて人によって物差しが違うから本当に様々だしいくら容姿を綺麗にしていても人に優しくなかったり、意地悪な人は美しい人とは言えないと思うのです。私は心が美しい人が美しい人だと感じます」とインスタグラムのストーリー機能で発言。 (※編集部注:この時に水原がシェアした「最も美しい顔ランキング」のサイトは、主催している本家のサイトとは別の日本版・偽サイトだった)  それに対し、「モデルというルッキズムで稼いでいる人がルッキズム批判をするのはおかしい」という批判が寄せられ物議を醸した。
 この美しい顔ランキングは、TCキャンドラーというアメリカ人が個人の主観によって制作しているらしい。それを知った水原希子は「失礼だ」と、さらに怒りを表した。私はクロちゃんのランキング同様、個人的主観で作られたならば、たわいなく何の問題もないと思う。そもそも個人が何を言おうが自由だ。  しかし、このランキングは、長年発表されていてそれが必ずネットで大きく取り上げられ、世間の認知を得ており、ある種の権威をまといつつある。多分このランキングがこれほど、社会的に認知されているのは日本だけなのではないだろうか。このランキングには、ステマ的な胡散臭さが漂う。「個人の主観で作られているランキング」というのはある種の予防線にも思える。  そう考えると、個人的ランキングであることに「失礼だ」と怒る水原希子は、非常にトンチンカンということになる。そしてそのトンチンカンぶりが、彼女がたびたび批判されてしまう一因になっているように思える。「美の基準や定義なんて人によって物差しが違うから本当に様々だし」と言うのも同様だ。人間の顔ほど、美の基準がマニュアル化されているものもない。美容整形の隆盛を見ればそれは一目瞭然だ。
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「心が美しい人が美しい人」と言う結論はあまりに幼稚
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