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注目コント師・かが屋とYouTube作家・白武ときおがお笑い第7世代を語る

コロナ禍で生まれた無観客ライブ

白武:YouTubeチャンネルの収録3回目では、ダルビッシュ有さんからコメントが来ました。 賀屋:ダルビッシュさんがTwitterで「かが屋っていうお笑い芸人おもろすぎ」ってツイートしてくださっていたんです。それで、「ダルビッシュ有も絶賛」なんていう紹介コメントもあったんですが、まさか本人が来るとは思わなかったので、めちゃくちゃびっくりしました。ダルビッシュさんの名前が出たらコメント欄がザワザワし始めて、全部もっていかれましたが。 白武:そういう、予定調和ではない、予測のできない面白さがYouTubeライブにはありますよね。ラジオだと面白いハガキしか読まれないけど、YouTubeライブはすべてのコメントが表示されるので、全体の温度感がよくわかる。かが屋のチャンネルはお笑い好きな視聴者が集まるので、アイデアも面白いものがたくさん出てきます。 加賀:カンの鋭い視聴者が多いですよね。 白武:1回ずつ何か新しいエッセンスを入れながら作っていきましたね。ライブ形式だったり、グッズ販売だったり。あと、オールナイトでアーカイブを販売するとか。夜にドライブしながら、ライブの出番待ちしている芸人を呼び出したり。 賀屋:地方のスポットで生配信する「みんなのかが屋@あなたの県」もやっています。YouTubeの配信後に、北陸朝日放送さんでオンエアしていただくなど、新しい試みでした。僕たちはとにかくなんでもやってみたいと思っているので、すごく楽しかった。何があっても、『ワイドナ』よりスベることはないですからね(笑)。 白武:地域差なくコントを届けたいっていう二人の気持ちに乗っかって、企画が成立したんですよ。3月には無観客ライブもやりましたね。コロナの影響でライブができなくなったけど、無観客でやったら面白いんじゃないかなって。 加賀:その打ち合わせも途中から対面ではできなくなっちゃったから、リモートでしたね。応援してくれる人がたくさんいて、ありがたかったです。無観客ライブは2回、その後Zoomを使って、お笑い芸人10人を集めて「コントクイズ王決定戦」をやりました。 白武:過去のお笑い番組で披露されたコントをどれだけ知っているか、芸人たちの知識を競ったわけです。 加賀:僕たちに加えて、空気階段の水川かたまり、ザ・マミィの林田、Gパンパンダの星野、寺田寛明、まんじゅう大帝国の田中、レインボー・ジャンボたかお、わらふぢなるおの口笛なるお、『水曜日のダウンタウン』のお笑いクイズ王決定戦で準優勝された鴨澤創平さん。お笑いマニアがたくさん集まりました。 賀屋:やってみるとみんな鬼のように詳しくて、上には上がいるなと……。 白武:マニアの領域に入ってました。「バナナマンのコントに出てくるフォークデュオは『赤えんぴつ』ですが、そのメンバーは『おーちゃん』と誰?」とか。 賀屋:昔テレビで見てこびりついてた残像を頼りに答えてましたからね。
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時代のニーズにハマるお笑い第7世代
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YouTube放送作家 お笑い第7世代の仕掛け術

霜降り明星、かが屋を支える、YouTube放送作家・白武ときおが執筆!
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