現在は社会人アメフトチーム パナソニックインパルスに所属
現在、イグエさんはアメリカンフットボールの社会人チーム、パナソニックインパルスに所属している。大学2年からアメフトを始めたプレイヤーが、社会人チームに所属することは珍しいケースだ。
(c)パナソニックインパルス
「大学3年生の秋になって就職活動が始まり、僕もほかの就活生と同じく、多くの企業にエントリーしていました。アメフトはまだまだ下手だったので、最初は社会人でアメフトを続ける気はなかったのですが、一念発起して
社会人アメフトチーム『パナソニック インパルス』を有するパナソニック株式会社の採用試験を受けたんです。そうしたら、ありがたいことに採用してもらえました。
大学生当時のアメフトをしている身からすると、社会人チームでプレイできるというのは非常に光栄なこと。ですから、採用してもらえたことはすごく嬉しかったですし、頑張ろうと思えました。ちなみに、自分で言うのもなんですが、監督からは僕の人間性を評価したと聞いています(笑)」
今年8月にYouTubeチャンネルを開設。動画活動をする目的とは
イグエさんは現在社会人4年目だ。昼はパナソニック(株)の照明部門で営業企画職として働き、仕事後はアメフトの練習に参加。練習が終わっても、ウエイトトレーニングなど、夜中まで自主練をする。
そんな多忙を極めるなか、
今年8月、YouTubeチャンネルを開設してYouTuberとしての活動も始めた。初投稿した動画「メンディー兄貴が香水を歌ってみた!?」は同年10月時点で、59万回再生されている。好調なスタートを切った彼だが、一体なぜこのタイミングでYouTuberになろうと思ったのだろうか。
「始めた理由の一つは、身も蓋もありませんが『目立ちたいなと思った』からです(笑)。
もう一つは真面目な理由で、登録者数が増えて有名になれば、そこからアメフトに興味を持ち、アメフトの試合を観に来てくれる方が増えるかもしれない。この状況を利用できるのは、自分しかいないと思ったからなんですよね」
アメフトのリーグ戦が始まれば土日にも試合が入って来る。動画を撮影する時間はなかなか確保できないが、それでも彼は少しずつ動画を投稿していくつもりだと語る。
「現在は土日の空いている時間を利用して、なんとか動画を撮影しています。動画撮影のノウハウも全然知らないので大変ですが、クオリティが低くても視聴者さんが嬉しい反応をしてくれるので頑張れています。
ゆくゆくは、自分をきっかけにぜひ視聴者の皆さんにアメフトの試合に足を運んでいただきたいですね。去年のアメフトのリーグ戦は、会場が満員になることはほとんどありませんでした。
来てくださる方も、大変ありがたいのですが、会社の人といった身内の人間がほとんどです。もっと観客を増やしたいというのが、アメフトに関わっている人全員の願いだと思います」
(c)パナソニックインパルス