Uber Eats配達員同士がエレベーターで鉢合わせに。何を話すの?
僕は普段、日雇い派遣などの仕事で稼ぎつつ、時間を見つけてはタイなどの東南アジアを中心に旅してきた。この状況では海外旅行には行けそうにないが、日本国内ならば比較的自由に動けるようになってきている。旅がしたい。でも、社会の底辺で生きる僕にはお金がない。そこで「Uber Eats」の配達で稼ぎながら国内を自転車で旅するという方法をとることにしたのである。
旅に出て21日目、僕は名古屋にいた。この日は日曜日。一週間でもっとも配達リクエストの多くなる曜日である。
とりあえず名古屋駅のほうに向かって自転車を走らせていると、Uber Eatsの営業開始時間である午前9時とほぼ同時にその日最初の配達リクエストが入った。そしてその後もほとんど途切れることなくリクエストが入り続けた。
名古屋の中心部からスタートした配達だが、件数をこなしていくうちに徐々に郊外のほうへと引き離されていく。平日は飲食店の多い繁華街で待機していなければなかなかリクエストは入らなかった。が、日曜日に関しては、名古屋のどこにいようとも関係なくリクエストは入るようである。
しかし、名古屋郊外を走っていたところでトラブルが発生した。自転車のパンクである。すぐに最寄りの自転車屋に持ち込んで修理を依頼する。せっかくの稼ぎどきの日曜日だというのにこれでけっこうなタイムロス。修理代の1300円も僕にとっては決して小さくはない金額だった。が、パンクしたのが配達中ではなかったというのは不幸中の幸いだったと言えるかもしれない。
この日の収入はこの旅に出てからはじめて7000円を少し超えることができた。が、もしパンクしていなければ1万円近くいっていたのではないかと思うと少し悔やまれる。
自転車のパンクでお金と時間をロス
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バイオレンスものや歴史ものの小説を書いてます。詳しくはTwitterのアカウント@kobayashiteijiで。趣味でYouTuberもやってます。YouTubeチャンネル「ていじの世界散歩」。100均グッズ研究家。
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