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Uber Eats配達員の“稼ぎどき”は雨天と日曜日。「浜松」でいくら稼げる?

 僕は普段、日雇い派遣などのしごとで稼ぎつつ、時間を見つけてはタイなどの東南アジアを中心に旅してきた。この状況では海外旅行には行けそうにないが、日本国内ならば比較的自由に動けるようになってきている。旅がしたい。でも、社会の底辺で生きる僕にはお金がない。そこで「Uber Eats」の配達で稼ぎながら国内を自転車で旅するという方法をとることにしたのである。

雨の日と日曜日はいちばんの稼ぎどき

浜松餃子

浜松餃子は肉汁たっぷりでジューシーだ

 旅に出て13日目、僕は静岡県の浜松にいた。天気予報のとおり、この日は朝から雨がパラついていた。こんな雨の中を配達するのは僕も嫌だった。が、浜松では晴れの日は配達リクエストが非常に少ない。この地でウーバーの配達で稼ごうとするならこういう雨の日を狙っていくしかなかった。  ホテルの朝食ビュッフェを食べ、レインコートを着て自転車で配達に出かけた。iPhoneには防水カバーを装着する。これを付けるとiPhoneが非常に使いづらくなってしまうのだが、雨から守るためには仕方がない。  思ったとおり、配達リクエストは晴れていた前日よりも多く入った。午後5時頃まで稼働してこの日の収入は4701円だった。  そして14日目。天気は晴れ。しかし、この日は日曜日。一週間の中でもっとも配達の配達リクエストの多い曜日である。この日も雨の降っていた前日と同じように順調にリクエストが入り続けた。
浜松城

江戸幕府の原点となった浜松城

 配達で浜松の街中を走っていると、ふいに石垣の上に建てられた城が視界に飛び込んできた。浜松城である。この日もまあまあ稼げていたので、ウーバーの配達アプリをオフにして休憩を兼ねて少し観光していくことにした。  石段を上り、窓口で入城料の300円を払う。城内には戦国時代の甲冑や刀などが展示されていた。いちばん上のフロアからは浜松の街並みを一望することができた。周囲に張り巡らされたフェンスを掴んでその向こう側に広がる景色をぼんやりと眺めた。  休みたい……。  ため息とともにそんな思いが溢れた。ここしばらくは自転車で長距離を移動するか配達するかだけの日々。足はずっと筋肉痛の状態が続いていた。しかし、配達してお金を稼がなければすぐに旅費が底をついてしまうので休みたくても休めなかった。名古屋まで行けば少しはのんびりと過ごせるだろうか……。
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ゲストハウスの主人もUber Eats配達員
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